(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

チョコを食べると鼻血が出るというマンガ体質の男が来ました

バレンタイン・デーなんかあるせいで、なんとなくスイーツ(笑)関連の記事があったり、チョコ関係のCMが多かったりしとるわけですが、男から見て、女性陣の努力というのはかわいくもあり、間違っているなあと思うものでもあり。「無駄なことしとんなあ」と思うことが少なくなりません。

基本は何をもらっても嬉しい

男というものは基本的に単純にできております。口でなんと言おうと、結局は嬉しいのです。義理チョコだろうが何だろうがOK。さすがにチロルチョコだったら「わしゃ10円20円の男か」ってな話であり、単なる嫌がらせに他なりませんが、見た目そこそこのものをいただければ、無条件に嬉しいものです。

うまいチョコを理解できない

女と違い、男は一般にチョコを食い慣れてないので、気張っていいものを買っても、その良さを理解できないことが多いものです。男のチョコの基準は「グリコ アーモンドチョコレート」であり、うまいチョコと言えば、ハワイ土産でおなじみのマカダミアナッツチョコってなもんです。ゴディバなんて無用。高くてもロイズの生チョコでいいです。それ以上だと価値がわからんし、風味が複雑になってくるので味がわかりません。まして、それが高いことすらわかってもらえんし。値段・相場がわからんのでねえ。どうしてもいいチョコを送りたいなら、それがわかってもらえるかを考えてからどうぞ。

手作りでマズいとかえって減点

単純なつくりである男に、手作りチョコで頑張るというのは得策じゃありません。そもそも手作りがどんなに面倒くさいかを男は知りません。「溶かして固めりゃいいんだろ」程度の認識。時間をかけて湯せんをし、ヘラで混ぜ続けた苦労を理解できる男は少ないですし、それを理解できる男は「自分も男に手作りチョコを作ってるから」ということも少なくありません。チョコを差し出し「やらないか」の可能性が出てきてしまいます。
ましてマズいとなりゃ大減点。チョコをもらったという加点は消滅し、悪い印象だけが残ります。特にコニャック・ブランデーなどの酒を効かしたやつは注意。女の手作りで、その手のものでうまかったためしなし。普通のチョコでいいし、別にクッキーくらいでもいいんでね?

「何を」より「誰から」優先

男は単純なのでどんなチョコをもらっても嬉しいわけですが、実は男にとってプレゼントは「誰から」もらうかが大事です。意中の人からのものなら、何でもボーナスポイントが入るもんです。逆に意中外であれば、何を送ってもあまり意味がありません。どうでもいいならゴミ箱直行だし、値打ちのありそうなものなら質屋直行です。
本命チョコであるなら、そもそも相手に気があるか確認した方がいい。ズバリ言ってチョコなどのプレゼントは、一発逆転の一打にはなりません。同点であるときの勝ち越しや、リードしているときの追加点として有効なだけ。敗戦ムードでは効果ゼロと考えたほうがよろしいかと。点差とかランナーを確認しませう。

一発逆転をかけるなら2月15日になるギリギリ狙い

これはブス山さん(※詳しくはブス山さんのモテ哲学参照)の戦術。彼女は2月15日になる深夜ギリギリでチョコを渡すらしい。その理由は「バレンタインで最後にもらうチョコが一番印象に残るから」というもの。これ、意外と正解。特にゼロで終わりそうなヤツが、最後ギリギリでチョコゲットということになると、多少のブサイクを埋め合わせてお釣りがくる。ゼロと1じゃ気分的に違うのでね。男視点としても有効。かなり印象がいい。
尚、ブス山さんの理想は「そのまま食っちゃう」だそう。「男にチョコを食わせて、その男を食う」という即席ブロイラープレイ。チョコがゼロに終わりそうだという寂しさから開放された温もりのままになだれ込むそう。お前は山賊か。ここまでの積極性は一般女性にはオススメしません。そこまでガツガツと決定力で勝負できるFWはいないと思いますので。
それでは良いバレンタイン・デーを。……まだ1週間近くあるが。