(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

個人的に嫌いでも権利は守りたい

「全会一致で否決」というオチにちょっと安心した。ルイジアナ州で、ずり下げズボン禁止法案を否決。

正直言って、こういう個人の好みベースの規制にはウンザリしてまして。ネット規制なんかもそうだし。こういうファッションが気に入らないのはわかるし、憂慮してるのはわかるけど、ほっといてやれよ。こんなの個人の自由だし、勝手じゃないかねえ。犯罪と呼べるレベルのものならともかく。
ま、オレもこういう格好を見て、どうかなあとは思いますよ。この前も凄い下げてるヤツがいて、思わず「お奉行か」って突っ込んだんですけどね。「オマエは遠山の金さんか」と。中華街で。
たまたまそのツッコミが聞こえてしまったらしくて、あわててその兄ちゃんはズボンをなおしてたんですが、別にそのままでもいいんですよ。別にオレは困らんし。犯罪でもなんでもないし、悪いことでもなんでもない。ただ、オレにはお奉行としか思えなかったので、ストレートに突っ込んだだけ。他意はない。クサすつもりもない。当然、それを規制しようとも思わないしね。そういう面白ファッションがないと、オレも楽しくないしさ。
で、この手の価値観に関わる話には、こういう余裕が必要なのかなあと。腰ばきOKと腰ばきNGは同値。但し犯罪にならない範囲でねと。公序良俗の範囲内でよろしくと。それだけでいいと思うんだよなあ。規制なんか無駄ですって。
そういう意味で、この手の狭量と思える規制案に対し、全会一致で否決を決めたあたり、アメリカにはまだ自由に対する尊重の精神が残っているのかなあと。

イボンヌ・ドーシー議員(民主党)は、バギーパンツは個人的に嫌いだとしながらも、好きなように服を着る権利は守りたいと話した。

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200804230022.html

素晴らしい見識。規制大好き主義者に、このイボンヌ議員の言葉を捧げたい。