(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

「決定力不足」という念仏をやめよう

サッカーで点が入らないとすぐ言うんですよね。「決定力不足」って。ああ、頭悪い。当たり前じゃん、決定力不足なんて。
大体、サッカーって点取りゲームなんですよ。たくさん点決めた方が勝ちってゲームなんですよ。これ当たり前ですね。ということは勝った方が決定力があり、負けた方は決定力がないんです。相対的にね。だってそういうことでしょ。点をたくさん取った方が勝つということは、点を取る、つまり決定力がある方が勝つ。
だから決定力というのは単なるチームの強弱なんですよ。強いチームは決定力があり、弱いチームには決定力がない。それだけの話なんです、はい。
日本には決定力がない。まあそう言いたい気持ちはよくわかる。でもアジアでは決定力がある方なんですよ。だって相対的にそうなんだから。インドとかシンガポールとかタイとかより日本は強い。得点力がある。ということは決定力があるんです。相対的にそういうもんなんです。
「枠にシュートが行かねえじゃん」「点が決まる確率が低いぞ」という反論が脳裏に浮かんだあなた! それも間違い。どこもそうなの。それがサッカーの永遠の課題なの。サッカーが点取りゲームである以上は、全てのノウハウは点を取る方法と、点を取られない方法に集約される。である以上は永遠の課題でござんす。ブラジルだって時折悩んでいるわけでねえ。レベルの差はあれ、どこも悩んでいる。何故なら決定力を上げたいという悩みは、強くなりたいという悩みなんですよ。全く同じ。
「日本は決定力不足」と唱える人は「日本は弱いなあ」と言ってるだけ。カッチョ悪いぞ! もっと強くなる方法を考えようぜ。その方がよっぽど建設的だ。決定力不足に悩んでいない国を教えて欲しいよ、まったく。

たまには政府を褒めてみる

ここずっと良くやってますよ、日本の国連代表部。7月のミサイル発射後の決議案採択。そして今回の議長声明採択と、従来の日本外交とは一味違うテキパキとした動き。非常に好印象。すべきことを着実によくやっている。
7月のときは中・露が議長声明案を押していたけども、何だかんだで決議案採択に持ち込んだし、今回も北朝鮮に対して先手を打った形で議長声明を出した。ミサイル発射で決議案という前例と、北朝鮮に対して今回、明確に警告を出したことで、今度は中・露も経済制裁に賛成せざるを得ない状況を作った。そう考えると、なかなかしたたかです。
でも日本のマスコミって全く評価してないんだよね。むしろ悪意的な報道が目立つくらいで。政府に批判的な目を持つのは大事だけど、いいものは「いい」と言わないと、今後の評価基準がなくなってしまう気がする。というわけで、細々ではあるけれどもタケルンバは日本の国連代表部に「グッジョブ!」をささげたいです。

真紀子にクサされる覚えなし

予算委員会田中真紀子が訪朝時の外交姿勢を質していたけんども、少なくても元外相で散々だった田中真紀子にあれこれ言われたくないわな。ヤツが外相時代の成果は何もないわけで。真紀子よりよっぽど安倍グッジョブ。
ついでに言うと、新潟県選出の真紀子が拉致問題に関心がなく、まったくもって頼りにならんかったから、横田さんをはじめ、拉致被害者のご家族は安倍とかを頼りにしたわけで。安倍晋三は山口だし、平沼赳夫は岡山だし、平沢勝栄は東京、そして小泉純一郎は神奈川。地元の真紀子があまりにもダメだから、わらをもすがる気持ちで真紀子以外を頼ったというのが事実。真紀子に言われる筋合いなし!