(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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松坂大輔メジャー挑戦

ま、あちこち言われていることで、今更ですが、タケルンバも成功する確率が高いと思っております。というか、日本よりアメリカに行った方が活躍の度合いは上がるんじゃねえの? くらい思っております。その理由。
①ストライクゾーンで勝負できる
150キロを超えるストレート、切れ味鋭く曲がる変化球。球の力という意味において、アメリカのエース級と比べても遜色ないわけで、ストライクゾーンに投げても打たれない。これは有利な材料。ど真ん中で三振が獲れるというのは、それだけで有利よね。球に力のないピッチャーに比べて選択肢が多いわけで。それこそ長谷川滋利は、これがなかったから投球術を磨いたわけで。有利な材料です。
②ボール球で空振りが獲れる
しかも松坂の本質はボール球の有効性にあるんですよ。高めのクソボールとか、ワンバウンドに近いボール球で空振りが獲れる。これは球威や、変化の鋭さがなせる特性で、松坂の最大の優位点。成功した野茂にしても佐々木にしても高津にしてもこういうタイプ。ボール球の方がストライクゾーンよりリスクが低いのは確かで、ローリスクで三振というハイリターンが狙えるのは有利。振り回すバッターが多いアメリカでは尚更有利。
③ストライクゾーンが広い
一般的にセよりパの方がストライクゾーンが広く、パは投手有利だとはよく言われることですが、それならばアメリカは外角にさらに広いわけで、松坂にとって楽にピッチングできることでしょう。外角に流れる変化球も得意ですし、相性は上々。コントロールが突然乱れるタイプなので、これも有利。
一方不利な材料。まず考えるのは球筋がきれいなこと。2シームと4シームの違いはよく指摘されてますが、松坂は非常にきれいな回転の球を投げるので、芯をとらえられやすいのでは、という懸念は成り立ちます。フォームもきれいなので、意外と球の出所がわかりやすいという話もありますしね。ま、それでも打てねえんですが。
あとローテーションの問題。日本でもブラウン監督が黒田を4日で回し、失敗しているように、日本では中5日が根付いているので、中4日に対応できるかという不安はあります。
とはいってもこれまで日本人投手が解決してきた課題であり、松坂が越えられない壁ではありません。実際、横浜高校の時のローテーションなんてもっとスゲエわけですから。決勝ノーヒッターってなんなんだよ。
目標は15勝。18勝てば万々歳。ヤンキースなら決して不可能な数字じゃないわけで、早くも来年が楽しみです。