選挙に勝つ方法
折角選挙があったので、高松駅の改札右手にある新聞売り場のおばちゃんにちょっとだけ好評(byマギー司郎)な選挙分析をしようかと思い、データを集めたら、非常につまらん結論しか読み取れなかったので、分析を断念。いや、調べれば調べるほど「石原スゲエ」「浅野ダセエ」という結論しか出んのよ。もちろん現職有利という要素も大きいし、批判票も多いんだけど、100万票差がついている以上、どうこう言っても仕方ないしねえ。テレビとか新聞で分析されている通りですよ。
ただいくつかのトレンドは見えてきました。後期の統一地方選挙関係者、ご参考までにどうぞ。
ネガティブ・キャンペーンは効果なし
アメリカなんかでは対立候補をクサすことで、相対的に自分を有利にしようという戦術が有効なようですが、日本ではあまり意味がないようですな。むしろ相手をクサす人間性が減点材料としてとられかねません。「相手の悪口ばかり言ってる」と思われる傾向があるので、対立候補はあまりクサさない方がいいと思われます。
過去より未来
基本的に未来を語る方が好まれるようです。過去より未来の話が大事です。滋賀県も宮崎県もこのパターン。「変える」という明確な未来への意思表示が大事なよう。小泉時代の自民党もそうですな。
逆に過去の分析は意味なし。今までの悪い部分をあげつらっても票にはつながりません。無党派旋風が吹いたのは未来を語った候補で、風が吹かなかったのは現在・過去を語った候補と考えるとよろしいかと。
ネガティブよりポジティブ
特に新人候補の場合この要素が重要。自分が当選すると未来が如何によくなるかの絵が示せる人が勝ってます。この絵が示せない人は現職に勝てないみたいですな。良くならないなら今まででいいや。そういう投票行動が見られます。
まとめ:新人で勝つには
以上を総合すると次のような演説をするとよろしいかと。
- 対立候補をクサさない(むしろ持ち上げてよし)
- もっと良くできると改善点を提示
- 改善できるのは自分であると主張
- 改善後の姿を説明
- 明るい未来には自分が必要とまとめる
こんな感じですな。「マイナス・ネガティブ・暗い」という後ろ向きが嫌われ、「プラス・ポジティブ・明るい」という前向きが好かれとります。これが最近の選挙トレンドのようです。過去の分析より未来の創造ですよ。