(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

首相補佐官≒大臣?

さすがに辞任しましたね。久間防衛相。

そして後任に小池百合子

ううむ、この人事は何でしょうなあ。わかりやす過ぎてアレ。ま、確かに小池百合子は国家安全保障担当の首相補佐官なわけで、ある意味で内部昇格なわけであり、無難な人事と言えなくもないのですが、こういう人事をすると「じゃ、首相補佐官の意義って何?」ってなことになるわけで。首相補佐官の意義を否定しかねん人事だと思うわけですよ。
オレが思うに首相補佐官の意義って、首相の周りにその分野の専門スタッフをおくことで、ある特定の政策を首相官邸のコントロール下におくことでは。だとすると、補佐官から大臣にすると、首相官邸からその機能が出ちゃうわけで、その目的が達成されんし、補佐官の後任をおかないことでそれが決定的になっちゃうじゃありませんか。「いやいや、小池百合子と首相の信頼関係がありますから」という話なら、最初から首相補佐官を設けずに大臣にしとけという話になる。どれにしても稚拙な話。
本来なら、首相補佐官制度が本当に必要ならば、副大臣を大臣に昇格させ、小池百合子経由でコントロールすりゃいい話。稚拙な人事で首相補佐官制度まで殺しちゃいましたな。やることなすこと裏目だね、安倍ちゃん。