(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

トイレが汚いとガラが悪い

昨日連絡があり、ディベートの論題が「観光庁設置の是非」から「カジノ合法化の是非」に変更に。うう、昨日下調べをしようと図書館行ってきたばかりなのに。しかも「観光白書」買っちまったよ。ブックオフに売っても二束三文だしなあ。むむう。枕にもならんよ。武器にはなるけどさ。そこそこ厚いから、角でぶっ叩くとそこそこの破壊力。「ひのきの棒」よりは強く「こん棒」より弱い感じか。何故かドラクエで喩えてみました。
とはいえ、この変更はいい変更。というのも観光庁の設置は既に政府が進めているのですよ。

ということは、是非も何もねえと。観光庁を設置することに争いがないわけで、観光庁設置に反対する非側が圧倒的に弱い。「政府が進めているって話はナシね」ということにしねえと面白くもなんともねえ。なんで、ま、いい変更ですなあ。
で、変更になった「カジノ合法化」なんですけど、個人的には賛成ですよ。だって、パチンコがOKで、カジノがダメなんて矛盾してるもの。「金を賭ける行為」が賭博な以上、こういう違いがあるっておかしいんだよね。民間企業が堂々と賭場開帳しとるようなもんだし。景品を挟む「三点交換方式」なんてごまかしもいいとこでさ。それなら「国が認可した賭博行為はOK。認可ナシは犯罪」って区切ったほうがスッキリする。競馬・競輪・競艇・オートとの整合性もつくし。わかりやすくていいじゃないですか。
それにそんなデメリットはねえと思うのね。一般に言われるデメリットにゃこんなのがあります。

治安の悪化

ギャンブルというのはガラが悪いわけですよ。競馬場とかパチンコ屋なんかはまだいいですが、競艇・競輪・オートとかには、ワイルドなオッサンが多数生息しとりますよ。午前10時に多摩川競艇場に行ったとき、首根っこをつかまれて放り出されていたオッサンを目撃したっけなあ。朝っぱらからオッサン、何したんだよ。マンガかよ。というか、オレも何で行ってるんだよ。
しかし「ギャンブル場があるから」とセットにできるかというと、これが考え物。決してイコールじゃない。というのも、ガラが悪くなってないギャンブル場なんていくらでもある。競馬場とかパチンコ屋はまさにそうだし、設備がキレイな競艇場なんかは結構健全。また海外に目を移しても、カジノがあるところの治安が悪いかというと、決してそうではないわけで。例えば、ラスベガスやマカオは決して治安は悪くねえです。それどころか逆に良いです。これは実は当たり前の話で、ギャンブルタウンで成功している場所は、ギャンブルを目当てに人が集まる場所なわけですが、人が集まる条件に治安の良さがあるからなんですよ。
つまり治安というのは対策でコントロールできるもの。大体ガラの悪いところって、設備がボロボロだったり、照明が暗いところですよ。で、大体においてトイレの汚さとガラの悪さは比例しますな。トイレの汚さとガラの悪さって一見無関係なんですけど、トイレがキレイなところって、設備管理者がきちんと清掃してたり、随時見回りしていたり、また利用者のモラルが高いのです。無関係なようで実は関わり深い。
「カジノ=治安悪化」にはあまり根拠がない気がしますな。

青少年への悪影響

これもよく聞く話ですが、これも根拠がよくわからない。悪影響あるんですかねえ。どうなんでしょ。
でも、例えば千葉県の中で「船橋市の青少年は特別ガラが悪い」って話は聞かないわけですよ。中央競馬中山競馬場があり、地方競馬船橋競馬場があり、さらに船橋オートがあると。こういう環境ならば「青少年の悪影響」云々という話が本当なら、千葉県の中で有数のガラの悪さじゃないと辻褄が合わん。
これは他の場所でもそうね。ギャンブル場の有無と、青少年への悪影響の相関を証明するデータって何もない。イメージの話で、証明された話じゃないんだよね。
ま、当日は頭をカラッポにして議論を見て行きますが、第一印象としては是側が強そうな感じ。どうなりますかね。今日も図書館行くか。……またテーマ変えるなよ。