原油インフレ・給与デフレ
また平均給与が下がったようですよ。９年連続ダウンとのこと。
ううむ、まだ下がってますか。昨年なんかは上がっても不思議ないんですけどね。景気はだいぶ良くなってたし。雇用も増えてたし。しかしそれ以上に非正社員化とか、アウトソーシングが進んで、給与水準が下がったということなんですかね。
しかしこうなってくるとインフレ・デフレの判断がつかん。経済状況は明らかにインフレなんだよね。土地は上がってるし、色んなものが値上がりしてるし。しかしそれに応じて給料が上がっていないとすると、単純に貧しくなってるだけなんだよね。給料だけはデフレ傾向。この矛盾はどうなんですかね。
考えるに、日本の場合は原油インフレなだけな気もしますけどね。原油が上がる。ガソリンが上がる。輸送費が増える。加工賃が増える。原油が上がったことによる費用増加による値上がりで、単純に原油価格と連動しているだけのような。そう考えないと平均給与が下がっていることとの整合性がつかん。
しかしだからと言ってこういう状態を放置すると消費が伸びない。給料が減り、値上がりすりゃ、消費が減る。これ当たり前。となりゃ強引にでもお金をジャブジャブにして、インフレにするしか手がない。原油の値上がりと同じペースで給料が上がらないと、日本が貧しくなるばかり。
日銀はますます金利を上げにくくなった気がしますよ。年内は金利は変わらず。こんな予感でございます。
