我が横浜ベイスターズのようなチームにおいては、シーズンよりもオフシーズンの方が見所満載であり、味わい深いわけである。まして、須藤時代に「中山(後にチョメチョメのため退団)の耳元で『南国土佐をあとにして』を歌ったら完封」とか、近藤(後に「もっと強いチームで監督をしたかった」ので退団)時代の過剰なるスクイズとか、チーム最多勝が岡本透であり、しかも9勝とか、絶好調のブラッグスが甲子園の階段で転んで指骨折→シーズン終了のお知らせとか、谷繁(今もバリバリ現役)が出て行って中村(きちんと衰え、楽天で引退)が来たとか、4番小川とか、佐々木が来たらギャラードが萎え、しかも佐々木本人がアレになってて、榎本加奈子で手一杯とか、監督が大チャンス氏になって最下位祭りであり、その大チャンス氏が楽天に行ったら横浜3位とかの出来事の数々を体験すると、嫌でも我慢強くなるのである。たかだか1試合の勝ち負けではビクともしないのである。そういうのを超越したところに球団愛があるのである。40年に1度優勝すりゃいいのだ。
しかし今年は少々飛ばしすぎだ。
まず、何故か広報だった岡本透が日ハム行き。スカウト就任。
「何で岡本透が広報やねん」というところから引っかかっておるわけですけどね。
そしてスカウト陣などを一斉解雇。
希望枠で獲得の那須野、高宮、高崎らが即戦力として実力発揮できず
というところに大変な香ばしさを感じるわけであります。というか、那須野、金返せ。
またこの部分も不安。
現役引退した稲嶺、進藤内野守備走塁コーチがスカウト転身予定だがいずれも実績はない。
進藤がスカウト。……ホワイ?
でも、那須野より安くていい選手獲りゃいいんだから、ハードルは低いかも。ま、ガンバレ。で、稲嶺って誰よ。
そしてクルーンは退団&巨人行き。
そして代わりにとってきたのが広島の小山田。
小山田はサイドから150キロ近い直球を武器に、02年には30セーブを挙げて球団記録を更新。今季、永川に更新されるまでは球団記録だった。
というポジティブ情報が2002年と古いのが気にかかる。しかもだ。
今季は先発に挑戦。3試合に登板し12回で16失点と散々だった。
とネガティブ情報はバリバリ最新である。ましてサイド系は「湘南の覇王」木塚師匠がいるので、キャラが被るような。というか、那須野じゃない左投手が補強ポイントな気がするんですがねえ。
今季のオフも絶好調で煮えております。30年後に会いましょう。