「ラブホテル少なくね?」と常々疑問に思っている岩手県ですが。
- (過去記事)岩手県の謎 - (旧姓)タケルンバ卿日記
中高生には実に罪なことをしております。県議会でスカートの下にジャージを履く「埴輪ファッション」について議論があり、その中で体育の前の着替えが男女同じ教室でやっているからとの声。
「学校では着替えが男女同じ教室で行われているため、女子生徒が埴輪みたいな格好をしてくるのではないか」
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080318_6
なんとうらやましい……コホン、失礼。なんとハレンチな。それは良い……いやいや、それは良くないぞ、男にも女にも。あれやこれやがアレしよるし、ナニがこれになりよるし、アレやコレやで大変だ。こそあど言葉が多すぎるし、何故そこで変な関西弁になるん?
文科省が2006年度に公表した調査結果では、「体育時の着替えは男女一緒に同室で行っている」が、本県の中学校は23・1%と全国平均(7・5)%を上回る。
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20080318_6
へっ? 4分の1の中学校が同じ部屋で着替えているの? それは重畳。いや、困ったことだ。オレもその中学校に行きたかった……じゃなくて、言ってたら頭から湯気が出るほど困っていたことであろう。全身で打ち震える困難。あまりの困難にカチムコチムである。先生が入室せずとも「起立!」であり、なかなか着席せずに困っていたはずだ。座らないのである。座ってくれないのである。座りたいのは山々なのだが、彼奴の中の膝十字じん帯とか、半月盤とかはアレなのだ。一度起立したら、当分は起立しっぱなしなのだ。
オレのときはどうだったかなあ。小学校高学年あたりになると、女子(この言い方が懐かしい)はどっかで着替えてたなあ。体育館の用具入れを占拠したり、空いている教室を使ったり。4年生くらいまでは一緒に着替えてたのに、5年生になるといきなり一緒に着替えなくなったので不思議に思っていたっけ。別に学校が着替える場所を指定したりしていたわけじゃないけど、やっぱりそのあたりから男子(懐かしす)に着替えを見られるのを恥ずかしいと思うんだろうね。自我の芽生え。別に男子はジロジロ見てたわけじゃないんだけどさ。既にエロ本は大好きだし、エロトークはしてたけど、同学年の女の子に対してそういうエロ目線ではさすがに見てなかったし。
それが中学校になると、学校に女子更衣室があったなあ。そういう部屋があった。「男子更衣室がねえのにずるい」とか思っていたっけ。
でもこのあたりになると、男子の妄想力がマックスになってくるわけで。あれだけ小学校のときになかった同世代に対する興味が、わずか数年で急上昇。「妄想バブル」と後年呼ばれる状態。なんとかしたい願望ありまくり。誰の胸がでかいとか、あいつの足がいいとか、付き合うとアレだぜみたいな妄想三昧。童貞力高まりし日々。そういう男子としては「女子更衣室は秘密の花園」なわけです。あんなことやこんなこと。ああ先輩、いいんだ後輩。そんな妄想でご飯がおいしく食べられる状態。おかずが多すぎて、これ以上は白飯をかっこめません。
また実力行使についつい出てしまう頃でもあります。何とかしてのぞきたい。女子の着替えを見たい。そのような願望が数々のイノベーションを生み出し、学内イノベーターを排出してやまない時代であります。エロのゆりかご、エロインキュベーター。
部活のとき、女子が体育倉庫で着替える情報を得ては、先回りして倉庫にある跳び箱の中に隠れ、持ち手の穴のところから観察したヤツ。ゴルフ観戦のときにつかうような潜望鏡みたいなヤツを自宅から持ってきて、マークのゆるい更衣室の上側の窓から見ようとしたヤツ。仲のいい女の子に「お願い。声だけでいいから。画はいらないから」とテープレコーダを渡し、録音を依頼したヤツ。みなそれぞれ自分の妄想を満たそうと必死でありました。みんな討ち死にしたけど。跳び箱ごとフルボッコされてた光景は壮観だったなあ。
それなのに、同じ部屋で着替えることができるとは。そんなの妄想もへったくれもないじゃありませんか。そんなの凝視ですよ。視姦祭りですよ。体育直前の着替えタイムはワッショイワッショイ。体中ワッショイであり、ワッショイしすぎるパーツが出現するのであり、男子の体育着はワッショイが露骨に出てしまって内股ワッショイですよ。舞子さん歩き推奨。モッコリ自重。ジャージは露骨にばれるのでヤバイ。
まして女の子は男子より自我が芽生えるのが早いわけで、そりゃかなりの羞恥プレイ。恥ずかしがるのが自然であり、ジャージを着てくるなどの防衛措置をとるのが自然。そういうもんだよね、女子って。オレの中学時代、女子同士でスカートめくりが流行り、それはそれで「どうもいつもご馳走様です」だったわけですが、それが続くと家でブルマーを装着してきやがるんだよね。見られる危機に直面すると、見られても恥ずかしくないように対策を練るのが女子というもの。男子としてはそんな無粋な振る舞いは認めたくないところである。下がおパンツという「ガケから落ちれば死」という状況が女の子の絶妙な羞恥の表情となるわけだ。ジャージやブルマーを装備し「ふっ、だからなによ」とされては興ざめなのだよ。……何を力説しとるんだ。
ま、とにかく中学生にもなって、着替え同室なら、そりゃ埴輪ファッションになるなあと思った次第。当然女子はそうするよ。そうするもんだよ。ただ、男子も粋じゃないよね。そういう場合は教室を女子に受け渡し、男子は階段の踊り場とかで着替えるもんだ。そういうレディーファーストの精神とかね。譲り合いの精神というか。そういうのがあれば、スカートにジャージみたいなカッチョ悪いことしなくてすむのにね。そういうのがないかね。
とはいえ、自分の中学時代を振り返っても、女子更衣室が混んでいるときとかは「男子出てってよ」と強制的に追いやられていた気もするが。「わかったよ」と言って出て行きつつ、結局扉の隙間からのぞいていたり。「おっ、あいつ胸でかっ」とか。真面目な子が黒ブラで萌えとか。……のぞきは時効ということにしといてくれ。
長くなったが、結論としては「岩手県の中学生がうらやましい」ということだ。ちげーよ。