(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

本日の香港ダメ資料館 −雑菌有機豆腐麺−

香港では雑菌がヘルシーなのです。健康ブームにのり、雑菌麺であるとか、雑菌鍋が人気なのです。

あちらで「雑菌」と言ったらキノコのこと。「雑菌鍋」と言ったら「キノコ鍋」。
どんなヤバイものが入ってるんだと、日本人は身構えてしまいますがね。普通に椎茸とかです。もちろん、屋台とかの如何にも衛生面がアレな店の場合、雑菌鍋にリアル雑菌が入っており、雑菌尽くしになっている可能性もあるので注意。

溶接は宇宙を制す

中国の科学力には相変わらず感動せざるを得ません。ただいま絶賛開発中の有人宇宙船「神舟七号」。地上実験終了のお知らせ。

実にファンタジー溢れる写真に感動。

なんというシミュレーションというか、絵に描いた餅。そのまま宇宙をさようなら。二度と機体に帰ってこれない気配が濃厚であります。この宇宙飛行士はどうなってしまうのでありましょうか。
他の記事もファンタジックです。

アメリカのスペースシャトルみたいに、飛行機タイプが普通のこのご時勢に、行きはよいよい帰りはこわいのカプセルタイプであります。人民網の方では「活動スペースが広い宇宙船内部」というキャプションですが、ちっとも広くねえと思います。
またこちらを見ると、カプセル自体の耐久性も不安でなりません。

中国名物「溶接で解決」の気配が濃厚です。このつくり、どこかで見たことあるなあと思ったら、こちらも絶賛開発中の人工太陽にそっくり。

核融合だろうが宇宙空間だろうが、あらゆる問題は中国の類稀なる溶接技術で全て解決するんです。見た目は荒っぽくても機密性は抜群なんです。
搭乗する宇宙飛行士、グッドラック。帰って来れるといいな。

アメリカの大人力

オリンピック各国選手団の食材持ち込みを認めません。

一方、アメリカは食材持ち込みを検討。

一見対立しているように見えて、アメリカの中国に対する配慮が見え隠れしております。中国の言い分はこう。

北京五輪大会用の食材の安全基準は国際基準より厳しいものとなっているばかりでなく、食材の種類では各国選手の食習慣の違いを配慮している。選手らの食安全需要に対し完全に満足でき、海外から食材の持参は認めない」

http://www.newschina.jp/news/category_1/child_31/item_9175.html

そしてアメリカがこう。

USOC(米国オリンピック委員会)のセイベル広報担当は、選手約600人の食事用に、肉やその他の食材を大量に合宿先の北京師範大学へ運ぶ予定と述べた。

http://www.cnn.co.jp/sports/CNN200802220017.html

米国からは選手のほか、約400人のコーチやトレーナーが北京に向かう予定で、彼らは選手村では食事できないため、北京師範大学で食事することになる。

http://www.cnn.co.jp/sports/CNN200802220017.html

中国は「選手は選手村で食え」と言っている。そしてアメリカは「選手以外は選手村で食えないから、選手以外は北京師範大学で食う」と。これなら中国の方針には沿っている。食材持ち込みはあくまで選手以外のためで、選手は選手村で食べますよと。現実にはそんなわけねえんだけどね。選手村じゃ食わねえよ。
とはいえ、中国を相手にする時は、こういう配慮が大切なのです。相手のメンツを立ててやらねばならん。「中国のメシは信用ならねえ」なら「なんだとこの野郎!」となるわけですよ。「選手村のメシは食いたくない」だと「うちのメシが食えねえってのかよ!」となる。こういう場合は「食べたいんだけど、食事済ませてきちゃった」が大人の対応なのですよ。「コーチとの打ち合わせついでに」とか「練習のついでに食べてきた」が大人の対応。そう言われれば中国も「じゃ、しょうがないね。また今度」となる。
今回の「選手以外のため」という口実は、そういう大人の対応。こうすりゃ中国も文句言いづらい。中国をクサすことなく、中国のものを食わずに済ませるなかなかの策略。こういう正面衝突を避けるやり方は、本当はアメリカは苦手そうなんだけどね。やっと中国を理解したのかね。逆に日本は隣の国なのに苦手。いい加減、中国人の性格を理解しろよ。正面からクサす相手には、拳でやり返す人たちなんだから。お互いに傷付かず、それでいてお互いの願望を達成するやり方を考えるべき。やるぜ、アメリカ。