これが払えるＦ１って
罰金１億ドルって……。マクラーレンにフェラーリへのスパイ疑惑で厳罰。今季のコンストラクターズ争いから除外に加え、何と１億ドルの罰金とのこと。
１４日にＦＩＡが発表した文書によると、テストドライバーのデラロサが、技術者やアロンソとかわした電子メールの中に、フェラーリのデータを参照したり、流用した事実が克明に記されていたという。
うへえ、証拠丸残りってわけですが。デ・ラ・ロサも脇が甘いのう。
しかしこの件でチーフデザイナーのマイク・コフランの関与が疑われているようですが、こんなの大なり小なりどこもやっているような気がするんですけど。だって、技術を盗まれた側のフェラーリも形は違えど、同じようなことをしてますからね。ドライバーのシューマッハー、テクニカル･ディレクターのロス・ブラウン、チーフ･デザイナーのロリー・バーンを、当時のチャンピオンチームだったベネトンから引っこ抜いたわけで。これだけの人材をベネトンから抜いて、ベネトンの技術情報がフェラーリに行ってないとは言えんよねえ。
ま、人を引っこ抜くのはセーフだけど、データだけもらうのはアウトということなんでしょう。ううむ、ややこしい。マクラーレンはイギリスのチームだから減刑されると思うけどね。なんだかんだでＦ１は政治力ゲーム。いやらしい大人たちの戦いでございますよ。怖い世界ですなあ。
