(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

googleニュースで十分です

果たしてどれだけの意味があるんですかね。朝日・日経・読売が提携。

何だか意味ねえ提携ですなあ。

 日経、朝日、読売の共同ネット事業は、来年1月に開始する予定。「各社の主要記事や社説を読み比べられるサービス」「3社のニュースを共同で発信するサービス」というコンセプトで「各社の記事を幅広い読者に批評してもらえるサービスにしたい」と朝日の秋山社長は話す

これ、とっくに現実化されてるんだよね、googleで。朝日・日経・読売どころか、地方紙・スポーツ紙込みで読み比べできるわけで。googleニュースで十分です。

 ニュースポータルやRSSなどで、新聞各社のニュースを横断的に読むことができる仕組みはネット上で既に充実している。3社のニュースに限定したポータルを今提供しても、ユーザーに歓迎されるかどうかは未知数だ。

はい、その通り。もっとたくさんの記事を読み比べる仕組みがあるのに、この3社限定で見てどうするのと。「未知数」ってマイルド表現にしてるけど、実際は「無意味」に近いんじゃないですかね。googleより先にやってればともかく。今頃やっても遅いって。

 詳細については「各社の専門家や若い人で集まってこれから決める」(秋山社長)という。

ま、詳細があるわけねえわな。とりあえず提携という形をつくることに重きをおいているわけで、実質的な意義は何もありゃしませんよ。今回の提携の意義は、新聞業界の利権を守ることにある。突き詰めると新聞の再販制維持。読売が自民、朝日が民主、そして日経が経済界を抑えて何とかしようと。そういう3社連合。簡易圧力団体がまた1つできただけ。
さらに言えば、この3社は新聞がテレビより上なんですよ。日本テレビより読売新聞、テレビ朝日より朝日新聞、そしてテレビ東京より日本経済新聞。そういう支配関係。そういうところに紙媒体へのこだわりがある。一方、MSNと組んだ産経新聞は、フジテレビの方が上。テレビが上だから、メディアミックスに積極的になれる。そういう路線の違いが出てきたような。紙から始まったマスコミと、紙に進出したメディアとの差と言うか。生まれの違いということなんでしょうね。TBSがフジテレビに近いのも、こういうところが理由と思われます。