これはオレだけなのか、よくある現象かよくわからんが、勝手に「男特有の現象」と決め付けていることがある。時々残尿があるのである。「残尿感」ではない。残尿そのもの。残りやがるのである。それが後に「こんにちは」するのである。
そもそも男のモノはそういう構造なのである。水道を考えてみりゃいい。蛇口を閉めても、水道のストロークの部分に水が残りおろう。男のモノもズバリ言ってそういうことだ。出口を閉めても、途中の管には尿が残っておるもの。構造上やむをえん。
但し問題はその量だ。1滴2滴なら問題あるまい。水道でも「ピチョン、ピチョン」とこぼれることがある。人間でも同じこと。オレ蛇口から多少出るのは仕方ないこと。いくらオレ蛇口を振り回し、遠心力をもって「ラス1」を振り飛ばそうとしても、残るときは残るのである。「人は生まれ、やがて死ぬ」くらいの真理である。大げさだよ。
しかし、最近はこのラス1が多いのである。「1滴2滴」じゃないときがある。きっちりとじんわりくる。特に寒くなってくると難儀だ。寒くなると厚着する。下にジャージとかを装備し、その上にズボンを履いたりする。そういうときに尿意をもよおし、トイレに行ったとしよう。ズボンのチャックから「蘇るがいい、アイアンシェフ!(@料理の鉄人)」とばかりに和の鉄人ことマイ蛇口を登場させたとしよう。このとき、マイ蛇口はジャージを掻き分け、チャックからご登場している。その場合、ジャージをずり下ろしているケースが多いため、ややもするとオレの「尿専用」水道管はツイスティになる。本来のポジションより、強引に上に持ち上げてチャックから登場させているため、マイ水道管がおかしなポジションになる。
でだ。時にイタリアンの鉄人でおなじみのマイ蛇口が役目を終え、お帰りになるとしよう。その格納の過程で、マイ水道管は元のポジションに戻る。となると、ツイスティだった状態が戻るため、ねじれた部分に残っていた尿が「こんにちは」しやすいのである。これが結構しっかりした量が残っている場合がある。「山登り中に遭遇した修学旅行か」みたいな「こんにちは祭り」という悲劇に陥るのである。
もちろんそれを防ごうと、「それゆけテンポイント、ムチなどいらぬ」とばかりにマイムチを振り回した後の格納を励行しているわけだが、下半身厚着状態だとなかなかそれが難しいのである。ツイスティ残り汁がどうしても発生するのである。
寒くなり、厚着すると微妙に悩ましい話。果たしてこんな現象はオレだけなのでしょうか。以上、シモがゆるいオッサンの話。