(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

芯があってこその雪だるま式

思わず、自分のこれまでを振り返っちゃいましたよ。思えば遠くへ来たもんだ。

そういう、俺のこのブログも以前は一日20人前後でしたね。

一日の訪問者が50人以上のブログは、むしろマイノリティであった - エッセイ的な何か

オレはもっとしょぼしょぼだったなあ。最初は1桁でしたよ。ま、幸い昔からサイトを持っていて、そこから来てくれる人がいたから、2桁になるのは早かったし、日あたり20人くらいの水準になるのは早かったけど。でもそこからしばらくは増えなかったなあ。見事なまでの水平飛行。横ばい時代が長かった。
ただ、それでもやり続けると、そのうちまた増えだすんだよね。基本的に読者数って減らないもんなんで。増えないまでも。減ることはない。更新し続けていれば、またそのうち増え始める。
定期的にブログを見てくれる人って減りませんからねえ。リピーターは減らない。よっぽどひどいこと書くか、よっぽど更新しないか。このどっちかがない限りは、定期的に見に来てくれる。基本的にブックマークから消すことってないですしね。リンク先が死んでるか、全然更新しやがらねえってときくらいでしょ。
である以上は、新たにブックマークに登録してくれた人の分だけ読者数が増えていく。RSSフィードやアンテナに組み込んだ人の数だけ読者数が増える。飛び込みで見に来てくれた人のうち、わずかながらでもそうした人がリピーターとなる。その繰り返しでアクセス数は増えていく。
でも最初は規模が小さいあまり、この変化がわかりにくい。日あたり20人とかだと、偶然に来る人の数が少ないから、新たにブックマークする人もなかなか出てこない。確率1%ならば、日あたり20人だと5日でやっと1人。0.5%なら10日かかるし、0.1%なら50日かかる。母数が少ないから、変化に気付かない。上昇傾向にあることがわからない。
ところが、これが積み重なってある程度の数字になると、小数点以下がなくなるので、リアルに増えていく。1日1,000人で1%なら、1日で10人のリピーターを獲得できますからね。0.1%でも1人。1年365日で365人読者が増える。ある程度の母数にならないと、効果のほどがわからんのですよ。
いわば、こうした現象は「雪だるま式」。

ただ、実はこの辞書の説明は片手落ち。雪の塊を転がすと、雪が一気に積み重なって大きくなる。これが転じて、一気に大きくなる様を雪だるま式と言うわけですけども、実はこの前提条件がある。それは雪の塊をしっかりつくらないと、雪だるまになってくれないということ。ちゃんと塊にしなくちゃダメなんです。芯を、核をつくらないといけない。
核となる部分をしっかりつくる。ギュッとかためる。芯をつくる。それを転がす。最初は小さい。円周が小さいから、いくら転がしても、くっつく雪の量はたかがしれている。あまり大きくならない。しかし芯があると崩れない。着実に雪はくっつく。でかくなる。でかくなれば、また次の雪がくっついてくる。雪が雪を呼ぶ、雪の複利効果。これが雪だるま式なわけですが、それは芯があってこそ。雪だるまをつくるには最初が肝心なんです。芯があるかがどうかが大事。芯があれば、転がすうちに大きくなる。これも雪だるま式の意味なのですよ。
なので、見た目の効果はなくてもひたすらやり続ける。芯をつくっているんだと思って更新し続けること。これが大事だと思います。芯があれば、いつかは結果がついてくる。念ずれば花開く。そのうちなんとかなるもんですよ。積み重ねを信じ、着実に積み上げる。それが大きな果実になりますよ。少なくてもこの世界には、せっかく積んだ石の山を壊す鬼は出てきませんしね。そういう無間地獄のような世界じゃないから。
積み重ねの先に未来あり。皆様の未来に幸多かれ。