15日付記事にてどさくさまぎれの情報管理強化に釘を刺したばかりでございますが、今度はあからさまですよ。厚労省が年金管理に住基ネットを活用とのこと。
いやはや、凄いタイミングで打ちだしてきましたねえ。年金不安をあおるだけあおり、「大丈夫か、年金」と思わせておいて、その対策としての情報管理強化=住基ネット利用。シナリオ通りの展開で素晴らしいね。社会保障番号などと合わせ、情報を共有する。その基本システムは住基ネット。……当初の予定通りじゃないですか。国民総背番号制の完成ですよ。
ま、個人的には国民総背番号制には賛成なので、別にいいんだけど、この経緯にゃ疑問がある。
ここに随分問題がありゃしませんかと。経緯に問題ねえですか、とは言いたくなりますね。国民総背番号制というのはちょっとした国家事業なわけで、きちんとした決定過程を経るものだと思うわけですな。ある意味、プライバシーの侵害につながりかねない情報管理制度なわけで。それを明確な決定なしでやるというのは、あまりにも責任の所在が不明確で、なあなあすぎる。
ま、またお得意の強行採決で決めるんでしょうな。趣味:強行採決、特技:なあなあ。丸川珠代ならずとも「日本人でよかった」。