(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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タケルンバ卿チャレンジトロフィー開催決定!

1月15日付で触れた「タケルンバ卿チャレンジトロフィー」。本当に開催することになりましたよ、奥さん。思いつき企画実施ですよ、奥さん。

日付:2007年2月25日

場所:戸田競艇 第10レース

名称:タケルンバ卿チャレンジトロフィー(心のGⅠ)

このレース名が出走表などに本当に記載されます。相当バカバカしいね、こりゃ。レース当日はタケルンバ卿自身も臨席(笑)する予定。戸田競艇で妙な格好でうろうろしているヤツがいたら、それはオレです。トイレなどで着替える様を偶然目撃した場合は、そっとしておいていただけると助かります。衣装の着脱が最も恥ずかしいところなんで。
競艇好きの方は是非売り上げにご協力を。「戸田が一番熱い日」と後世に語り継がれる1日になれば嬉しい。あと、意味もなく正装で競艇場に集まっていただけると吉。正装の人間が大挙して戸田競艇に押しかけ、何故か第10レースばっか舟券を買い、勝丼とモツ串ばっか食ってるという異様な光景が演出できたら、これに増したる幸せはございません。
それでは戸田でお会いしませう。

ONのち星野

野球の日本代表監督に星野仙一が就任。……本当に星野でいいんかね。

実はタケルンバはこの人事に懐疑的。前に書いたけど、星野は優秀なセレクター型の監督で、GM向きの人物。チームを編成させる手腕に関しては球界随一だけども、正直、現場の指揮に優れた監督ではない。勝つチームをつくるのに優れた監督であるけども、試合で勝つことは得意じゃない。その証拠に中日で2度、阪神で1度リーグ優勝しているけども、日本一になったことがない。リーグ戦は長丁場のため、戦力的に上位のチームはちゃんと上位に来るものだけども、日本シリーズのような短期決戦では一発勝負の強さが大事。目の前の試合を勝つ能力に長けた方が勝つ。星野からはそういう能力を感じないし、采配の妙を感じさせない。しかしオリンピックは一発勝負のトーナメント。言うまでもなく短期決戦。星野のウィークポイントがモロに問われる形式。このあたりが気になって仕方がないんである。
とはいえ、星野しか適任者がいないのも事実。格的に星野しかいないんだよなあ。星野じゃないと盛り上がらんというのも事実なわけで。だからこそ、星野には総監督的な立場で見てもらい、現場で作戦を考え、実行する前線指揮官が他に必要。既報だと田淵幸一山本浩二大野豊がコーチになるらしいけど、作戦参謀が欲しい。イメージとしては牧野茂だし、一枝修平、島野育夫的な人。個人的には野村克也を希望。何だかんだで采配型の指揮官としては最上の部類に入る人ですよ。ノムはボヤキがあるので、選手のモチベーションを下げる傾向があるのだけど、星野は極上のモチベーターなので心配なし。相性バッチリだと思うよ。
星野がやるから最強の布陣になることは間違いないけど、采配がなあ。杞憂に終わるといいが……。

これはさすがにもたんな

遂にアパホテル耐震偽装が発覚ですよ。

このアパホテルの話はイーホームズの藤田社長がずっと訴え、「きっこの日記」などでも指摘され続けてきたお話。既に知っている人間にとっては「何故今頃?」という話だけども、裏読みする癖がついている人間としては、「今だからやったんだろうな」と推測しとります。既に一部で評判になっている案件をしばらく放っておきながら、わざわざこのタイミングで手を突っ込んだ以上、意図的にこのタイミングを狙っただろうと。
で、昨日は何の日ふっふー(byおもいっきりテレビ)ということを考えると、通常国会が開会ということに気付くわけですよ。予算もあるし、重要法案は山積み。安倍内閣になって初めての通常国会。しかもこれから安倍首相の所信表明演説がある。モロ国会対策の香りが致します。所信表明はヤジ祭りになりそうだ。
ちなみにこれは公然の事実だけど、アパ会長の元谷外志雄って、安倍首相の後援会「安晋会」の副会長ね。ここアンダーライン。安倍内閣の閣僚のスキャンダルだけではなく、安倍首相本人につながりかねないスキャンダルが出てきたってわけね。ここ重要。そして今年は参議院選挙の年。何か「明鏡止水」とか「ちきしょう」の香ばしさが漂ってきましたよ。宇野・橋本そして安倍って感じになりそうな雲行きですよ。
で、ここからは完全に推測。単なる予想。この先、こんなことが起こりそう。

日銀追加利上げを2月に実施

1月は政府・与党の圧力に屈して見送ったけど、政府・与党の圧力が今後弱まるので、あっさり追加利上げするんでは。為替もやや円高にふれそう。

3月に株式大幅下落

3月決算企業が多い日本の特性上、株式配当の絡みで権利確定までは大人しい動きになると思うけど、権利確定後にドカンと下がるような。もちろんみんながそう考えた場合、「オレだけは助かろう」となるので、売り浴びせるタイミングが早まる。権利確定を待たずに「オレが、オレが」になってドカッと下がることもあり。いずれにしても、夏の参院選までは危なっかしいことになりそう。このタイミングでは信用買いは怖すぎ。今のうちに利益確定推奨。オレも今のうちに少し売っときます。

負担増政策一斉見送り

内閣がスキャンダルまみれになっては、国民に負担を求めることなんて到底できないし、避けようとするはず。「ホワイトカラー・エグゼンプション」も回避するでしょ。他もまた同様。むしろ国民に媚びようと、税制優遇策を検討する可能性アリ。ま、ここに手を出したら末期もいいとこだけど。

サプライズ外交発動

「国内がダメなら国外だ!」というのはよくある話。やけっぱちで外交に活路を求める可能性がある。特に死に体になっている「植物大統領」こと、韓国の盧武鉉ノ・ムヒョン)とのコンボが怖い。北朝鮮の拉致家族奪還とかね。ロシアとの北方領土問題絡みもありうるぞ。
以上の予想はタケルンバの完全なる私見。この予想を真に受けて行動し、損しても知らないよ。この予想に限らず、あらゆることは自己責任で。ご利用は計画的に。

奇跡的なお値打ち価格の裏にはカカ?

ロナウドがACミランに移籍とのこと。

ミランの現況を考えると、補強ポイントはDFなので、補強の意義としては???なのだけど、獲得の意義を考えれば100点。移籍金600万ユーロ(約9億4000万円)というのは出血大サービスものの低価格。だって、インテルからレアル・マドリーに入ったときの移籍金は4500万ユーロ(約70億5000万円)ですからね。そこから考えれば7分の1だし、いくら現在が「デブウド」とはいえ、9億っていうのは安すぎますよ。いくら何でも20億くらいの価値はあるべえな。
……と考えてひとつの疑惑が脳裏に。……カカ狙いか? カカの代償か? だとすりゃ説明つくな。ミランとしてはロナウドを起用し、ある程度活躍してもらってから売却すれば、間違いなく利益が出る取引。どうせ「ロナウド溺愛病」であるインテルモラッティがまた欲しがるに決まってる。「その分の利益でカカちょうだい」という算段の香り。恐らくそのあかつきにはDFがマドリーからミランへ移動しそう。
ううむ、裏がありそう。いずれにしてもこのディールは単独で考えちゃダメっぽい。シーズン終了後まで見据えて考えるべき案件ですぞ。

同じこと考えるヤツはいるもんだ

静岡県の人材派遣会社が消費税の仕入れ控除制度を悪用。消費税を脱税したとのこと。

これ、みんな手を出さないものの、企業経営者なら誰でも一度は考える裏技。「おっ、ばれやがったな」ってお話。消費税の節税方法としては、実にベタな禁じ手でごぜえます。だけど実は根が深い話。なかなか奥が深いのよ。

消費税の求め方

この話の根本にあるのは、支払う消費税の求め方。実際は微妙な計算方法があるんで、詳しくは国税庁やら税理士やら公認会計士にGO!なんだけど、わかりやすく簡素に説明するとこうなります。

  • もらった消費税−支払った消費税=納める消費税

製造業をイメージするとわかりやすいけど、ある製品を税抜き価格100万円で売る。その場合、消費税として5万円受け取りますよね。一方、その製品の原材料を仕入れるにあたり、税抜きで80万円かかったとする。すると消費税を4万円払ってますよね。なわけで、この場合、納めるべき消費税は1万円となります。

  • 5万円−4万円=1万円

えらい簡素な式ですが、これが消費税の基本的な考え方ね。

納める消費税を少なくするには

この話を元に節税について考えてみませう。納める消費税を少なくするためには次の方法がございます。

  1. もらった消費税を少なくする
  2. 支払った消費税を多くする
  3. 1・2の両方

このうち1はダメ。もらった消費税が少なくなるってことは、売り上げが少なくなるってこと。ここは企業の生命線。「売り上げを減らそう」なんてありえない。「売り上げを増やそう」とするのが企業なので、ここに手をつけることは事実上不可能。1だけではなく、これが含まれる3も当然ダメ。
なので、現実にとれる節税方法は2しかない。如何に支払った消費税を多くするか。これが消費税を節税するポイントとなるわけですよ。

支払った消費税を多くするには

じゃどうすりゃ支払う消費税を増やせるか。一番単純な話はこれ。

  • 経費を増やす

とにかく何でも買えばいいんですよ。消費税を払いまくればいいじゃん!
……ところが、こんなことしたら赤字になるわけで。消費税をケチるために赤字になっちゃ意味がない。黒字を増やすための節税なわけでねえ。ということは、新規に経費を使ってはいかんのですよ。
「今のままで、支払った消費税の額だけを増やす方法はないかなあ」
ここに考えが行き着くわけですな。

課税取引と非課税取引

「支払った消費税の額だけを増やしたい」
この願望を満たすにはどうします? 帳簿をいじったら脱税。経費を増やしたら赤字。八方手詰まりっぽいけど、実は抜け道があるのよ。キーワードは「非課税取引」。取引の中には消費税が発生しないものがあるんですよ。それを「課税取引」にすれば消費税が発生しますよね。消費税を払ってなかったものに消費税を払ってしまえば、経費を増やすことなく支払った消費税を増やせるわけですよ。セロもビックリのマジックですよ。
で、この部分の王様が人件費。お給料の明細には消費税の項目なんてありませんよね。だからこれは非課税取引。給料としていくら払おうが、企業としては一銭も消費税は発生せんのですよ。給与だろうが賞与だろうが非課税取引。
ところが、これが外注になると課税取引になるんだから、アラ不思議。月給21万円で社員を雇っている場合は消費税は0円なのに、人材派遣会社から税込21万円で派遣を出してもらうとこうなる。

  • 外注工賃20万円+消費税1万円=21万円

ね、マジックだと思いません? 経費の額は21万円で変わらんのだけど、1万円分消費税を支払ったことになるのですよ。実はこういうマジックがあるから、どの企業も人材派遣を使いたがるんですよね。自社要員よりも外注の方が節税になるから。分社化するのも同じ理由。人を行き来させた方が、消費税的にはお得になるわけ。ついでに言うと、派遣従業員の給与が安くなるのもこれが一因。自社要員には21万円だけど、外注は実質20万円。分母が税抜きになる分、どうしても安くなるのよね。

じゃ、派遣元はどうするか

ところが、このマジックは派遣受け入れ側の話。問題は派遣する側。派遣する側はこのマジックは使えない。派遣する人間が自社要員なわけでねえ。消費税を発生させようがない。ここが人材派遣会社の泣き所。人材派遣会社は人を商品として売っているけども、その原材料費にあたる人件費には消費税がかからないので、消費税を払えない。けれども派遣すれば消費税を受けとる。どうしても消費税貧乏になる業種なんですよ。
そこでこういう偽装をしてごまかす輩が出現するわけですな。何とか消費税を節税しようと。長くなりましたが、あれこれ分解して説明すると、こういう構図のお話。
なので人材派遣会社にとっては体質をあらわす象徴的な事件。これ、まだまだ出てくるよ。それにこの話は人材派遣に限らず、サービス業全般に絡むお話。特にシステム系IT企業なんか微妙だぞ。「なんちゃらソリューション」を提供している企業は、SEを派遣扱いで消費税処理しているケースが多いだろうし、複雑な子会社取引でごまかしているケースも多いだろうしね。
ほじくると色々出てくるぞ。