歌には様々なジャンルがあるけれど、数あるジャンルの中で最も「気だるさ」が要求されるのがJazzである。気だるさというか、倦怠感というかさ。常に体温が37度みたいな。熱があるとまではいかないものの、体調不良ではある。そんな感じ。
特に女性シンガーはそう。ちょっと気だるく、つらそうに歌う方がムーディー(除勝山)である。「帰ったらすぐ寝よう」くらいが最適である。即倒れるようでも困るし、元気ピンピンでもJazzではないのだ。
そこで今回はダイアナ・クラール(Diana Krall)。女性Jazzシンガーといえばノラ・ジョーンズばかりが有名になってしまっておりますが、この人も負けず劣らずいい感じであり、気だるさ満点。大人の世界観を大発散である。
- Cry Me A River http://jp.youtube.com/watch?v=HctmxY7Sk8s
- Just The Way You Are http://jp.youtube.com/watch?v=V-a_cCBzXRg
- The Look of Love http://jp.youtube.com/watch?v=1wbGYHwIt0A
- Fly me to the moon http://jp.youtube.com/watch?v=qVCgf6_M7i4
- Under My Skin http://jp.youtube.com/watch?v=wZR9d_L3j4k
ちなみに彼女の夫は「ノッティングヒルの恋人」の主題歌「She」で有名なエルビス・コステロ。……美女と野獣と言ったら言い過ぎですか?