片山氏にはグッジョブと言わざるをえない
なかなか興味深い動画。ＮＨＫ「かんさい特集」に橋下大阪府知事が出演。
で、この冒頭の遅刻を巡るやりとりがこの記事につながる。ＮＨＫ収録出演拒否。
ま、知事も大人気ないっちゃ大人気ないが、無理矢理呼んでおいて、遅刻呼ばわりするＮＨＫも大人力がなさ過ぎるわな。知事は全く悪くねえわけでねえ。遅れることは承知の上で出演してもらっているわけで。「お忙しいところ、ありがとうございます」くらい言うのが筋だよなあ。藤井アナはスポーツ担当のときはもっとまともな印象あったんだけどなあ。スタッフに「怒らせろ」みたいな指示でも受けてたのかね。
そして肝心の番組の中身。全般的になんとか言質をとろうとしていた感じ。具体的なものを言わせようと言わせようと。ま、その目論見はわかるんだけどねえ。本人も言ってたけど、まだ就任４日で言えるわけなし。逆に４日で言えたら凄すぎだし、逆に浅はかじゃねえかなあ。色々数字をひっくり返し、実態を確認しねえと何もできないと思うんだけどな。
そもそも、太田前知事なんて８年も時間があって何もできないばかりか、財政を悪くしたわけでねえ。８年太田をほったらかして、４日で橋下に何か具体的なもの言えというのはどうかね。ちょっとフェアじゃない。個人的に橋下は好きじゃないけど、これはかわいそう。すくなくても１年は見てやんなさいよ。知事に限らず、どんな指導者も４日じゃ何もできませんって。で、最終的に４年間でダメなら、次は別なヤツにすりゃいいだけだし。
福田なんて４日どころか、今に至っても具体的なことなんもないしさ。それよりは方向性だけはわかっている分、マシじゃないかね。財政再建と子育て重視というのはわかっているんで。図書館は残すというのも子育て重視だしね。教育での最低限のインフラだから残すと。そういうことなんで。何も言わないで批判されないヤツの方が問題あると思うぞ。おめえはどうしたいのさ。
あと片山前鳥取県知事がいたせいか、話は結構理性的でしたなあ。藤井アナが終始何とかスパークさせようとしていたけど、うまいこと片山氏が止めてたというか。だいぶ橋下をフォローしてた感じ。これからの大阪をどうするみたいなところで、「財政破綻してしまえば、そもそも選ぶこともできない」みたいな話が出てたけど、そういうことなんだよね。破産しちゃえば全部バンザイ。何もできなくなる。それよりは自分たちで何とかするべえと。それが自治なわけでねえ。潰れないうちは自分たちの好きなようにできるけど、潰れてしまえばその自由もなくなるわけで。「あれは残す、あれは残さない」とかじゃなくて、全部さようなら。強制終了。夕張市を見りゃ、その悲惨さがわかるはずだしね。あらゆる市のサービスが廃止・削減・値上げになってるわけだし。潰れるよりは、苦しいながらもやりくりする方がマシなような気がするんだけどね。ま、「破産する自由」があるように「財政破綻する自由」もあると思うので、あくまで放漫財政を選ぶのもアリだけどね。その代わり自業自得なんで、そういうところには自治させないというデメリットがあるだけなんだが。正直言って救う気にもならんし。「てめえの勝手だろ」というだけで。他の自治体は苦しいながらも、ちゃんとやってるわけだしさ。
ま、よろしくやってください。
