明日から読みたい新年度オススメ本

各所で新社会人向けのオススメ本記事を見るので、遠慮呵責なしにパクってみます。タケルンバのオススメ。

経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)

かれこれ8年も前の本ではあるけれど、内容はあまり色あせてない。とても平易で読みやすいので、経済をこれから勉強したいという人にはいいかも。文庫版が出ているので安いし、かなり売れた本だから、ブックオフなんかだと、おつとめ品扱いになっている。ワゴンセールで100円で売っていたら買うと吉。
これを読んで基礎知識を身につけたあと、簿記・会計方面ならさおだけ屋はなぜ潰れないのか。投資方面なら銀行にお金は預けるななどに進むとよろしいかと。

ヤバい経済学 [増補改訂版]

経済の考え方をライトに考えるならこういう本がいいかも。「こういう発想もあるんだ」というきっかけにもなるし。
ま、これはアメリカの話が中心なので、一部わかりづらいかもしらん。その場合は大相撲の経済学で。相撲だから身近でわかりやすいし、ヤバい経済学の方でも相撲に関する記述があるので、合わせて読むといい。文庫版が出たので安くなったしね。
逆にもっと読み応えをという人には金融工学者フィッシャー・ブラック。ある程度の知識を身につけてから読むと、読後感が全然違う。経済関係の仕上げ的に如何。

日本一わかりやすい哲学の教科書

哲学とか論理を学ぶ第一歩に。大昔からの哲学の流れと、主要人物が総ざらいできるのでわかりやすい。パスカルとかデカルトとか、名前だけは知ってるけど、何した人かさっぱりわからん。そもそも哲学って何よ。そういう方に是非。
これを読んだ後、論理方面であれば論理的に考える方法。ちょっと長めの物語としてはポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い一〇分間の大激論の謎がいいです。

マネー・ボール (RHブックス・プラス)

野球も新シーズンがはじまったので、どうでしょう。もう4年以上も前の本ですが、ビリー・ビーンが提唱したこのスタイルは、ますます先鋭化してます。レッドソックスのエプスタインGMなんかもそうですしね。ドジャースのポール・デポテスタはつまづいたけどさ。
野球をより深く味わうためにどうでしょう。

恐るべきさぬきうどん

麺バカとしては日夜麺の普及にいそしんでおるわけですが、中でもさぬきうどんは特にオススメしたい。さぬきうどんがある人生と、さぬきうどんがない人生では前者の方が豊かであるとタケルンバは断言します。是非この本を読んでいただき、怪しいさぬきうどんワールドにお越しいただきたい。穴場*1を巡っていただきたい。
さぬきうどんの入口としてはうまひゃひゃさぬきうどんもオススメ。さとなお氏のサイトからも見れます。

• さとなおのさぬきうどんスペシャル！｜さとなおのおいしいスペシャル

うまいぞ。

続・人間コク宝

最後はダメ系で。吉田豪氏のインタビュー集。相変わらず人選がグレイト。

●本書に登場する人物(掲載順)
楳図かずお/松浪健四郎/佐藤忠志(金ピカ先生)/せんだみつお/河相我聞/塩田丸男/東郷健/目黒祐樹/高木淳也/ダン池田/ポール牧/嵐(横浜銀蝿)/松野大介/愛川欽也/マイク眞木/加納典明/橋幸夫/角川春樹

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4862522386/takerunbawebs-22/ref=nosim

特に最後の角川春樹が圧巻。凄すぎてわけわからん。地震止めたんだってさ。……意味わからんでしょ。
プロレス好きは吉田豪のセメント!!スーパースター列伝もいい。アントニオ猪木の兄貴のインタビューが読める数少ない本。男気万字固めと合わせてどうぞ。

*1:隠れたさぬきうどんの名店をこう呼ぶ