(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

よく寝れるのは起きると困るから

タケルンバは「オマエはのび太か」と言われるくらいスピーディーに、かつ深く、どこでも寝られる体質なのだけど、思うにこれは育ちが影響しているんじゃないかと。幼少時の体験の結果、こういう体質になった気がしてます。

よく寝れるヤツは、よく寝れないと困るからそうなった

簡単に言えばこういう論理。多分、他の人にもあてはまるんじゃないかな。よく寝れるという体質は、あくまで自分自身の最適化の結果。そしてその最適化は「すぐ寝れるとメリットがある」という積極的な理由より、「すぐ寝れないとデメリットがある」という消極的理由が大きいと思う。「途中で起きると困る」から、一度寝ると朝まで起きない。眠りが深くなる。こういう関係性。
特に自分にとって大きいのは、この要素だった気がする。

夜、目が覚めると、両親がケンカしていた

この光景がトラウマになってる。親が罵り合っている風景。我が家は事業をやってたせいで、夫婦ゲンカもリアルだったし。金・金・金で罵り合う様子は、子どもにとっては恐怖にしかならんな。まして、それをしているのが、日中何事もないようにしれっとしている親だもの。「離婚」とか「別居」とかならともかく、「一家心中」「銀行強盗」まで聞こえてきたもんなあ。ガクガクブルブル。どんだけすさんでんだよ。DQN親じゃんよ。
こういうのを聞いちゃうと、子どもとしてはもう寝られんのだ。途中で目が覚めたばっかりに、もう寝られない。寝られないのに、耳に聞こえてくるのはDQNNGワード。「忍法寝たフリ」で寝ているフリは装うが、心は乱れまくり。そうこうしていくうちに、NGレベルはどんどん上がっていくし。おいおい、オマエらが別れるのはいいけど、オレを殺すな。巻き込むな。事業の借金を銀行強盗で何とかすんな。「一か八か」の使い方が間違ってるぞ。本業で頑張れ。
で、こうした場面に何回か遭遇すると、さすがに気付くわけだ。「途中で目が覚めるのは損だ」と。「朝までガッツリ寝てたほうが得だ」と。そういう後天的な最適化が、睡眠には大きいような気がする。知り合いの話を聞いても、両親の夫婦仲と、その子の眠りの深さは相関関係にあるような。不都合があるがために、都合の良いスキルを身につけるものなのだよ。
「三つ子の魂、百まで」と言うけれど、確かにそうだよなあ。幼児経験の結果、大人になった今でも、ぐっすり朝までよく寝れるわけで。多分、死ぬまでそうだろうなあ。恐るべし、三つ子経験。