組み合わせに恵まれましたなあ
気がついたら、W杯アジア最終予選の組み合わせ抽選が終わってたのね。
A組 | B組 |
---|---|
オーストラリア | 韓国 |
日本 | イラン |
バーレーン | サウジアラビア |
ウズベキスタン | 北朝鮮 |
カタール | UAE |
個人的には組み合わせに恵まれた印象。ラッキーの部類。これで良しとしなきゃバチがあたる。
シード順4位を引いた
実はこれが大きかった。この最終予選では同じレベルの国を2つの組に振り分けるべく、W杯ドイツ大会の成績でシード順位をつけていたのだけど、日本はサウジアラビアと4位タイ。そこで事前に抽選をし、4位を引き当てた。
W杯ドイツ大会の成績によるシード順で、1位と2位、3位と4位、5位と6位をA、B組に振り分け、7位以下は抽選。日本はサウジアラビアと成績が同じシード順4位だったが、くじ引きで日本が4位、サウジアラビアが5位となった。
asahi.com(朝日新聞社):初戦は9月、バーレーン戦 サッカーW杯 アジア最終予選 - スポーツ
ということは、これで3位のチームと同組になることがなくなった。その3位のチームとはイラン。イランとやらずに済んだわけで、こりゃでかい。
W杯ドイツ大会出場国のうち2ヶ国の方の組になった
前回のドイツ大会に出場したのが日本・韓国・オーストラリア・イラン・サウジアラビアの5ヶ国。ということは、単純に2つに分ければ、3ヶ国が入る組と、2ヶ国が入る組ができるわけで、その2ヶ国が入った組になっただけでも良し。
A組だったから「オーストラリアに上に行かれても、2位なら良し」と考えられるが、これがイランと逆でB組になってれば「韓国かサウジのどっちかを蹴落とさないと」という風になってた。この意識の差はでかい。各組2位以内が出場権を自動的に得るだけに、この2か3かという点は非常にでかい。
イラン・サウジアラビア・北朝鮮と同組じゃない
個人的にアウェイで試合するという観点において、この3ヶ国は非常にイヤ。正直言って勝てる気はしない。その点、オーストラリアにせよ、バーレーンにせよ、ウズベキスタン、カタールはまだ与しやすい。アウェイでも勝てる香りがする。
イラン
アウェイじゃ勝てねえ。敵地アサディ・スタジアムでは12万人の男男男。うまくて汚くて勝負強い。ホームならなんとかなるが、アウェイじゃ辛い。ドイツ大会の最終予選でも負けてるしな(1-2)。分がいい悪いの問題じゃなくて、アサディ・スタジアムで試合をしたくない。
移動が厳しくない?
こういう見方もあることはある。
楽な試合はありえないとはいえ、移動を考えると非常に厳しい組み合わせになった。
asahi.com(朝日新聞社):初戦は9月、バーレーン戦 サッカーW杯 アジア最終予選 - スポーツ
相手は中東のバーレーンとカタール、中央アジアのウズベキスタン、南半球のオーストラリア。最終予選終盤の来年6月には、12日間でウズベキスタン―日本―オーストラリアと移動して3試合をこなす。長距離移動と気候の変化に対応することが、サッカーの質以上に重要だ。同じ強豪が相手ならば、近隣の韓国や北朝鮮と同じ組に入った方が戦いやすかった。
ただ、これはあまりにも一面的。何故なら、相手にとってもそうだから。日本だけじゃない。相手国も移動がキツイ。であるならば条件は五分。となるとアジア杯やらなんやらの過酷な条件に慣れている日本に、もしかしたら分があるかもしれない。
また、A組の中で言うと、ウズベキスタンにはこうした経験が不足している可能性がある。ウズベキスタンにとっては不利な条件かも。それ以外の国に関してはいつものこと。国際舞台で戦うって、こういうことだからね。これしきでああだこうだ言っちゃダメです、はい。
じゃA組で楽勝?
そこまでは言えないけどねえ。B組よりマシってだけ。最終予選に残ったのは、わずか10ヶ国。どこも強いですよ。弱いところなんてない。B組よりはいいというだけで、厳しい戦いになることは確か。中国ですらここに残れなかったということを重く考えるべき。
場合によっては岡田監督の解任も視野に入れんとね。岡田監督の最低限のノルマはW杯出場権獲得。これが達成できそうになければ、かつて加茂監督を更迭したようにせんと。
ま、現実的な話、2位で出場権獲得なので、2位でOK。ただし3位だと大ピンチ。相手は韓国・イラン・サウジのどれかになることが濃厚。予選敗退の可能性が大きくなる。2位は死守しないとな。
いよいよアジアの戦いも最終段階。行くぞ、南アフリカ!