最近、このゲームにはまっております。
- 立体ピクロス(音声あり・注意)
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2009/03/12
- メディア: Video Game
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で、おもしろいのは、「お絵かきロジック」とか「ピクロス」では、どちらかというと塗るブロックを確定させるのがキモで、ゲーム上でも「あと何ブロック」という形で表示させたりする。塗るブロックを見つけるのが主で、塗るブロックを確定させるために「×」のブロックを見つけ、対象を狭めていく。
しかしこのゲームでは発想が逆で、壊すブロックを如何に見つけるかが主。壊せるブロックを探すために、残し確定のブロックを見つける。壊してはいけないブロックを見つけることで、壊してもいいブロックを探し出す。クリアも、壊すべきブロックをすべて壊したところでクリアになる。パズルとしての光の当て方がまったく逆なのですよ。
しかしこの光の当て方がパズルとしての爽快感を高めておりまして。最初は変哲のないただの真四角な物体を、ヒントにしたがってガンガン削っていく。まるで彫刻をつくるかのよに、ダッタカダッタカ削っていく。その作業が楽しい。「0」とある列は残すブロックがないということなので、一列まとめて壊せるのだけれど、従来の「お絵かきロジック」とか「ピクロス」では「×」を一列つけるのが面倒だったものが、立体ピクロスでは「壊す」という積極的な破壊行動になっているため、快感ですらある。
パズルを解くための「『×』をつけるという作業」が、このゲームではむしろ積極的なもの、ゲームのウリ、爽快感につながっていくという意味で新しい。2Dのパズルを3Dにしただけと言えなくもないが、2Dを3Dにする過程で光の当て方を変え、価値観を変えている。地味なパズル革命と呼んでもいいと思う。これは中毒性が高い。
問題数も多いのでしばらくは困らん。しかも週1で問題が配信される。しばらくは立体ピクロス充になれる。会社への行き帰りなんかにオススメだ。
ちなみに同じようなパズルなのに「お絵かきロジック」と「ピクロス」と何故呼び名が違うかと言うと、完全に大人の事情だ。「お絵かきロジック」は世界文化社の登録商標。「ピクロス」は任天堂の登録商標。
ここで調べると吉。大人の事情具合がよくわかるですよ。