2011年最終更新

気がつくともう少しで2011年が終わろうとしております。
いろいろなことがあった1年でした。
3月11日。本当に今年あった出来事なのかと思うほど、衝撃的な1日でありました。
個人的に私も被災地域である福島県の南相馬に縁があります。あの一日、わずかな時間で、自分が過ごした風景がなくなり、全てが消え失せ、また、その縁を取り持つ人の死を、震災後にわずか数文字の活字によって知る。これまでにない体験でした。
今年の感じは「絆」ということですが、私にはしっくりきません。私自信、震災当日は帰宅困難者となり、様々な方々に助けていただき、絆を感じたことは事実です。でもそれを「絆」と表現したくない。具体的な善意、好意、行動。これに感謝したい。つながっていることに感謝するのではなく、つなげてくれたというその行為、そしてその人自身に感謝をしたいなと。
困難な場面に遭遇したとき思うのは、実践のありがたみ。困難であるというそのときに何をしたか。それは「絆」という抽象的な言葉ではないと思うのです。「絆」はあくまで事後的に感じるもの。平時の感覚。危機において必要なものではないというのが私の感覚です。
2012年、具体的な行動を常に意識し、実践していきたい。そう思っております。
皆様の2012年が実り多い一年でありますように。そして健康に恵まれますように。不幸せであると思う日よりも、幸せであると思う日が多くありますように。
よいお年を。
タケルンバ 拝