魚がうまい今日この頃

勤務後の帰り道、ふらっと入ったイタリアンが絶品。住宅地のど真ん中にある微妙な隠れ家。という趣きのイタリアンなのだが、値段も安いし、味もいい。なかなか拾い物であった。
なかでも出色だったのが鯛のポワレ。皮はあくまでパリッと香ばしく、そして身には火を入れすぎずジューシーさを保ちつつも、きっちり中まで火が入っており絶品。
この時期、イタリアンの人は仔牛だろうが、ラムだろうが、鯛だろうが、何が何でもキノコを合わせたがるのだが（ボルチーニとか）、ここはブロッコリーを使用。なんて事はないチョイスだが、これが酸味の効いたソースと相性バッチリで、鯛の甘さが残った舌を引き締める役割を果たしており、ナイスな組み合わせ。これにサツマイモのポタージュとタコのマリネ、ジャガイモのローストにワイン２杯に締めにカプチーノをいただいて５０００円弱。非常にお徳だ。
しかし年とともに肉より魚になってきている。昔なら締めは肉、前菜も肉、とにかく肉だったのだが、最近はあまり肉を食べようと思わない。
ガキの頃は鯛のうまさなんて全然わかってなかったんだろうなあ、と思うと年をとっていくのも悪くないとも思える。
ビバ加齢。
でも、魚は肉より高いんだよなあ……。