日本 ＶＳ ガーナ戦

０−１で負け。まあ、実力差を考えれば順当な結果。如何にホームといえど、やっぱ強いね、ガーナ。
ただ、ガーナ自体の出来はそんな良くなかった。長旅の影響はありあり。ガーナを倒す好条件ではあった。とはいえ、それ以上に実力差がある。戦術どうこうというより、選手の能力を足し算すると大差がついたという感じ。ホームの特典ではその差が埋まらなかったというだけでしょうな。
ま、公式戦ではないので、結果はそんなに重要ではないこの試合。大事なのは内容だったわけですが、収穫はやっと巻が機能したということ。やっとターゲットマンらしい動きができ、周りも高さを活かすことができた。これは収穫。やっと攻撃の核みたいなものができたわけで、これは収穫でしょう。
課題は２列目。巻が落としたボールをどうするか、という処理の問題。折角いいところにボールを落としても、それをつめる人間がいないとどうにもならんわけで、そのあたりの約束事がもう少し欲しい。佐藤寿も山岸も今回初めてのわりに悪くなかったので、次回までにこのコンビーネーションを鍛えるといいかも。このあたりはポジティブ。
守備はこれだけキーマンが抜けたわりに機能してましたな。意外とまとも。ただ川口が当たりの日だっただけに評価が難しい。川口が確変モードに入るとスゲエですからねえ。あの１点はそれでも防げんよ。
ただマスコミは叩くでしょうなあ。またオシム叩きが始まりそう。見る目がない人にとっては、単なる敗北にしか写らんからねえ。あちこち叩く人が出るでしょう。でも冷静に考えて欲しい。監督就任してどのくらいたったかということを。まだあらゆる可能性を試すとき。Ｗ杯のときに最高の陣営になるよう、今はまだ選択肢を増やすことが重要。中村俊輔のようなスゲエことがわかっている選手より、もしかして４年後にスゲエことになるかもって選手を探すことが大事。オシムのやることは間違ってない。４年後を考えて必要な手を打っている。合ってますよ、４年後を考えるなら。
結局どこに目標を置くかってことなんです。Ｗ杯か、この日のガーナ戦か。ガーナに勝つことが目標なら、オシムの采配は間違っている。でもＷ杯が目標なら的確かもしれない。４年後という視点でオシムを論じて欲しいもんですな。頼むよ、スポーツ新聞。レベル低いぞ。