そのうち安倍の肖像画が学校に貼られそう
あまりにも低レベルな話なんでスルーしたんだけど、やっぱりツッコミますよ。中川幹事長の閣僚に対する苦言の話。
……何、これ。どこの独裁主義国家の話？ 自由主義国家の話とは思えませんなあ。
閣僚や官僚には首相に対する絶対的な忠誠、自己犠牲の精神が求められる
……まったく公僕って概念をわかってないねえ。首相といえど閣僚といえど官僚といえど、彼らは公に対して仕えているんですよ。首相に仕えているわけじゃないのよ。そこを勘違いしとるアホ発言。「パブリック・サーバント（public servant）」という言葉を教えて差し上げたい。
その証拠に、彼らの報酬は税金から出とるわけですよ。安倍ちゃんが金出しているわけじゃない。ということは、忠誠を誓うべき相手は国であり国民。国の利益のために、国民の利益のために働く使命があるわけで、安倍ちゃんの利益のために働く存在じゃないってことね。
で、もっと問題なのは、この発言の背景には階級意識があることね。安倍ちゃんは偉いから従いなさいというわけですよ。つまりここには「偉い・偉くない」って図式があるってことね。
「偉くない人は、偉い人がきたら起立しませう」
そういうことでしょうに。こんなこと言われてすることかいね。上下関係じゃなくて、敬意でするもんじゃないのかね。大名行列で「したにぃー、したにぃー」と言われて行列をひれ伏して見送る江戸時代の町人と一緒じゃん、これじゃ。本当に尊敬できる人間に対しては自分から頭下げますよ。そういう判断を含めてそれぞれ自由にして良しが自由主義社会で、○○せねばならぬというのが独裁主義だと思うんだけどね。ちょっとこういう感覚にはついていけんね。
ま、安倍ちゃんも安倍ちゃんで、自分で「権力の頂点にいる」とか言っちゃう人だから、まんざらでもないんでしょうね。
権威主義万歳！
