(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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タケルンバ北京リポート −その5−

北京での雑感などをば。

空気悪すぎ

オリンピックの話題の中で、北京の大気汚染の話があり、開催を危ぶむ声はあるわけですが、正直現地に行くまではそんな重大なことだと思ってなかったわけですよ。
ところが行ってみてなるほどと。こりゃスポーツする環境じゃねえ。危ぶむ声は至極ごもっとも。
どのくらい凄いかというと、スモッグがデフォ。ちょっと遠くが軒並み煙って見える。これが通常。常にのどはいがらっぽい。ちょっと外を歩いただけでうがいをしたくなる。1日外出し、ホテルに戻ってティッシュで鼻を拭くと真っ黒。黒い粉混じりの鼻水。鼻毛がなければダイレクトに鼻孔インしていたわけで、鼻毛の意義を感じた次第。よくやった、マイ鼻毛。
こういう環境で長時間の有酸素運動には疑問アリ。マラソン競歩・自転車ロードなどはどうなんでしょね。開催地を替える手もあるのでは。どうせ香港で馬術をやるくらいだしさ。香港とかマカオでやっては如何?

確かにツンデレ大国

前にこんなことを書いてました。

 「中国の女の子はデフォルトでツンデレ

これ、本当。ツンデレ。表面上はツンツンしているが、こちらが笑顔で接すると急に笑顔になり、かなりいい感じ。年々「ツン」はなくなり「デレ」が増量されている様子。いいことだ。実にいいことだ。

建物でかすぎ

故宮にしても天安門にしても、とかく何にしてもでかすぎる。加減というのを知らん。ものには「程よいサイズ」というものがあるはずなのだが、全てでかい。でかすぎる。
このあたり中国はアジアというより、アメリカとかオーストラリアの感覚に近い。大陸的な広大さ。細かいことは一切気にしない。ドーン!どーだ!みたいな。力で解決。勢いで解決というか。同じ中国文化圏でも香港とはかなり異質。香港は日本に近い。
近くにありそうで近くにないという縮尺のマジック。北京観光ではタクシー利用推奨。地図では近くにあっても歩くな。実は遠いから。

物価が安すぎる

物価は非常に安い。普通に遊んでいればそんなにお金は使わない。地下鉄は2元。1元15円計算で30円。タクシーは初乗り10元。150円。メシも安い。高いと評判の全聚徳でも2人で250元程度。1000円も使えば大御馳走。お金は減らん。
実際、今回はあまり買い物しなかったせいか、2万円程度しか使わんかった。国内旅行よりよっぽどお得。

言葉が通じない

何というか、押しが強いというか、かたくなに北京語で話しかけてくる。英語が通じないとかじゃなくて、ひたすら北京語。だからわかんねえんだって。何言ってんだよ、と思っても、相手はひたすら北京語。このあたり自重しろ。

三丁目の夕日

古い町並みなんかは昭和の日本ですよ。「三丁目の夕日」の世界。ちょっと懐かしい日本の風景。そしてその一方で開発ラッシュ。凄まじいビル建設の嵐。あらゆる意味で昔の日本。開発しかり、失われていく町並みしかり、公害しかり。
とはいえ日本にはない勢いがあるのは事実。もの凄い勢いで変わっている。今の日本にない勢い。「いつか抜かれる」じゃなくて「もう抜かれている」と考えて差し支えないような。まあしばらく中国は伸びるし、しばらくは中国の時代であることを痛感させられましたわ。ある意味カルチャーショック。ここまで凄いとは中国。恐れ入った。
以上、北京の報告でした。「威力棒Vii」はどこで売ってたんだろう。