成海璃子がポッチャリ共和国にいらっしゃいました - （旧姓）タケルンバ卿日記避難所

成海璃子。彼奴はてっきりスレンダー帝国の人間かと思っておった。あちら側の住人であり、我がポッチャリ共和国とは無縁の人物だと思っておった。

シュッとしてクリッとして、なかなかの美形である。美少女とはコヤツのことを言うのであろう。そう、卿もつい先ほどまでそう思っていた。早馬による知らせをみるまではそう思っていた。いや、知らせを見ても最初は信じられずにいた。まさか。そう、まさかだ。
早馬によって届けられた知らせがこちらだ。

ポッチャリ共和国に激震が走った。のろしだ。のろしを上げよ。我が国への亡命者が発見された。急ぎ隠密を放ち、情報を集めしめた。

そなたは誰だ。誰なのだ。……もしや……成海璃子か？　ま、まさか。いや、そのまさかである。彼奴はいつのまにやらスレンダー帝国を出奔しておったのだ。盲点であった。まさかポッチャリ共和国入りするとは思わなんだ。

「私も変革を応援」
http://www.sanspo.com/geino/news/080701/gnj0807011821021-n1.htm

応援も何も、変革しすぎである。
されど良い。良き心がけである。スレンダー帝国を捨て、ポッチャリ共和国入りを選ぶとは、実に大儀である。我がポッチャリ共和国は寛容である。富めよ肥えよ太れよ。彼奴を心より温かく迎えよう。安息を与えよう。しかしそれにしてもだ。

本当にそなたは成海璃子か？
（タケルンバ卿記す）