(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

タケルンバのM-1レビュー

昨日のM-1NON STYLEが優勝しましたのう。

自宅で久々にテレビのスイッチをつけ、ゆったりと観戦しておりました。感想を書いていきたいと思います。
尚、ここで書くことは、完全にタケルンバの主観です。Twitterのタイムラインを見てても、まったく同じ漫才に賛否両論あったわけで、お笑いに関する意見は人それぞれ。「同じシチュエーションで見る限り、評価は一緒」というくらいの客観性はありますし、俺の中で評価はぶれません。ディベートのジャッジをやってるくらいなんで、そこは一定なのですが、あくまで基準は俺の主観。俺の主観を通して客観的に見るというだけで、そもそもそこが違えば、答えも異なる。そこはご理解いただきたいわけですよ。人それぞれですからのう。
というわけで、どうぞ。

決勝

ダイアン

去年よりおもしろかった。去年は「なんじゃ、こりゃ」とあっけにとられ、笑えなかったけど、今回はなるほどなと。スタート1組目というハンデもあるわけで、良かったんじゃありませんかね。

笑い飯

普通。いつも通り。昔に戻した感じ。でも、以前ほどのおもしろさはないな。慣れって怖いね。いろいろ細かいところは変えているんだけど、目新しく感じない。新鮮さがなかった。

モンスターエンジン

まったく笑えず。3組目って前の2組よりは比較的有利だと思うんだけど、それを加味するとここまで一番下。笑いどころがなかった。「神々の遊び」がおもしろいだけに残念。

ナイツ

良くも悪くもいつも通り。安定感はある。でも、長打がない。にやっとしてしまうが、笑うほどではない感じ。感情が動くほどじゃないんだな。良い意味でいまいち。不思議な表現だけどね。

U字工事

5組目にしてやっと大笑い。「ごめんねごめんねー!」は来るなー。やっぱり俺はこういう飛び道具が好きだなあ。審査員の評価は低いが、俺はおもしろと思ったぞ。低評価過ぎやしませんかねえ。惜しい。

ザ・パンチ

緊張感アリアリ。素人目にもわかる上がりっぷり。噛むし、間が悪い。プロとして後悔が残る仕上がりでしたのう。同じ変則系が続いただけに、U字工事との仕上がりの差が目立つ。残念。渡辺正行のコメンツで助かったね。

NON STYLE

おもろい。デキとしては去年通り。去年の敗者復活戦もおもしろかった。それと同様。個人的には去年の方がむしろ好きだけどね。変にクドくなって、計算高さが鼻につく。狙いすぎなような気はするけどね。

キングコング

なんか浮ついてる。笑えなかった。勢いとともに話に入り込み、自分の表情がほころぶかと思ったが、そんな感じなし。乗れなかったなあ、不思議と。NON STYLEの後って順番が災いしたかなあ。いまいち。

オードリー

おもしろい。好きだなあ、オードリー。春日が活きまくり。噛んだときはどうなるかと思ったが、それをプラスに乗り切った。ザ・パンチとの違いを見せたね、結果的に。文句なし。

タケルンバの順位

  1. オードリー
  2. U字工事
  3. NON STYLE
  4. ナイツ
  5. ダイアン
  6. 笑い飯
  7. キングコング
  8. モンスターエンジン
  9. ザ・パンチ

U字工事は上位3組に入ると思うんだけどなあ。ごめんねごめんねー。

最終決勝

ナイツ

いつも通り。いつも通りだけに、同じようなネタを2本。M-1ではつらいなあ。おもしろいし、安定感はあるんだけど、それまで。爆発力に欠けますの。いいんだけどねえ。何の問題もないんですがねえ。

NON STYLE

いいんだけど、俺が好きな漫才じゃないなあ。浮ついてる。おもしろいと思うよ。技術的に凄いと思う。でも、何故か笑えないんだよなあ。外見的過ぎるのかなあ。理由はわからない。何故か関心しない。……どうしてでしょね。

オードリー

おもろい。おもろいが1本目の方が良かった。何だろ、この消化不良感。おもしろいんだけど、もっとおもしろいはず。そういうやるせなさが残る。惜しいなあ。実に惜しいです。

タケルンバの順位

  1. オードリー
  2. NON STYLE
  3. ナイツ

完全に好み。NON STYLEかオードリーかで迷ったけど、浮ついたNON STYLEのスタイル(矛盾するなあ)が気に入らない。好みではない。それだけなんですよ。
ま、でも優勝者にふさわしいと思います。おもしろかった。おもしろい中での好みの差であって、NON STYLEがおもしろくないと言う気はサラサラなし。他の組も全部良かったですよ。ダダすべりはなかったしね。
今年もなかなかおもしろうございました。来年はどうなるかのう。今年も終わりですねえ。