(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

非モテが間違っている、たった1つの前提

この話が成立するには前提条件があるんだけど。

それは非常にシンプル。

相手に自分が非モテと思われている

↑↑↑これ。

  • イケメンとの約束は優先させたい
  • 非モテとの約束は優先させたくない
  • 非モテとの約束は、当日になって億劫になるリスクがある
http://d.hatena.ne.jp/puriketu99/20081029/1225245083

これは確かにそういう部分があって、誰だってカッチョいい(かわいい)人との約束を優先させたい。よりカッチョいい(かわいい)人と遊びに行きたい。でも、そのカッチョいい(かわいい)の基準って人それぞれなわけですね。人の好みって千差万別。絶対基準で点数化できないわけで、ええ。
なわけで、自分が相手にとって非モテと思われているのであれば、成立する作戦であり仮説。でも、その前提が成立しなければ、この作戦は意味がないのですよ。前提が間違っている仮説は、結論も当然に間違うわけでねえ。
でもって、これは自分もそうなのですが、非モテをこじらせると、自分をどうしても過小評価しがちなのですよ。モテ発想で考えられない。自分は非モテであると。モテるわけがねえと。どうしても失敗前提で考えてしまう。そう考えることが多いので、どうしてもこの元記事のような発想に分がありそうな気になる。「オレたち非モテが勝つにはっ!」みたいな話が居心地がいいわけですが、実のところ、こういう話はネガティブなわけですよ。自分が非モテであることを前提としとるわけですから。「ネガティブベースのややポジティブ」というだけ。そもそも「自分は相手にとって非モテなのか?」というところから発想すべきなのでありますよ。
また現実に、意外と相手は自分に好意を寄せていたという場面はありますよ。気付かないのは自分だけ。自分は「どうせオレは非モテだから」というマイナスフィルター越しに見てるから、好意光線に気付かない。「本気じゃないんだろ」「他のヤツが好きなんだろ」「異性としては見てないだろ」みたいな。卑下ベースで思考しとるのですよ。どうしても自分に向けられるものに関しては鈍感になりがちな面がありまして。まあ、その場数の少なさこそが非モテ非モテたらしめとるわけですが。「場数を踏む場数がない」というトートロジー
なわけで、実は「自分はモテである」という前提で動いた方がトクな気がしますな。「自分はイケメンである」と思わずとも、「特別非モテでもない」「普通」と思うだけでもいいんだと思いますよ。そう考えて弱気な対応をせず、もっとポジティブに構えると。元記事の作戦をとらない方がいい気がします。
相手の自分に対する好意の有無と、自分の強気・弱気の関係を考えると、次のような図になります。

強気 弱気
好意あり
好意なし ×

強気の場合は、相手に好意があれば両思いになって結ばれやすい。相手に好意がなくても、それは単なる片思いなので、それ以上のダメージはない。大きなマイナスがない反面、チャンスをものにする確率が上がるので、プラスが大きい。
一方弱気だと、相手に好意があっても見逃す確立がある。相手からの片思いになって、機会損失が出る可能性がある。好意がない相手とはどっちみち何も起こらない。ということは、機会損失というマイナスがあってもプラスがない。
まとめると、強気だとトクするケースがあるが、弱気だとトクしない。また、強気で損することはないが、弱気で損することはある。ということは、強気でいた方が何かといいのですよ。少なくても相手の好意に気付ける分だけトク。それが勘違いであっても、そのうち当たりを引く可能性があるので、長い目で見ればいいのですな。
なわけで、費用対効果と考えれば、強気はそれだけでトクなので、自分の非モテと断定せず、非モテを前提とした作戦をとらない方がよろしいかと。ワタクシも自分の弱気が原因で何度大魚をとり逃がしたことか。攻めてればうまくいったものを……。こういうケースは意外とあるものでございます。

弱気は最大の敵

炎のストッパー津田恒美の言葉でございます。これを心に刻み、攻めて参りましょう。