(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

タケルンバ視点の「究極の人狼」

またもや殺しあってきました。

人狼。9時・9時でひたすら人狼。一日楽しんでまいりました。

しんざきさんに引き続き、自分もオフレポまで。
とはいえ、この日はほとんどいいところなかったんだよなあ。ほとんど3日目以内に襲撃or吊り。

取り敢えず手近なベテランのタケルンバさんに黒出ししてみる。

今日のしんざきが人狼会に参加してきた件について 09/09/07: 不倒城

狼子分のしんざきさんに黒出し*1されて即吊りとか。俺ベテランじゃないよー。人狼やったの5月からだよー。
なんか始終怪しまれておりました。罪な男ですね。むう。
唯一プレーできた実感があるのは最後の会。この会はいろいろできたので、俺視点で振り返りたいと思います。記録しとくことで次回への課題が見えてくるし、俺よりもさらに初心者の人には参考になるかもと。
俺がどう考えて動いたのかって記録です。ま、なんだかんだでキャリア半年未満のプレーなので、ベテランにとってはツッコミどころ満載でしょうが、そこはご容赦。次へ向けて勉強しますよ。

役職編成

プレーしたのは「究極の人狼」。

究極の人狼 (Ultimat Werewolf)

究極の人狼 (Ultimat Werewolf)

編成はこんな感じ。

  • 村人(7人)
  • ゴースト(1人)
  • 予言者(1人)
  • ボディガード(1人)
  • 共有者(2人)
  • 超常現象研究者(1人)
  • キューピッド(1人)
  • 呪われた者(1人)
  • 人狼(4人)
  • 人狼の子分(1人)

19人でプレー。役職数は20だけど、人狼の子分は初日夜に従来の役職に加え子分職が加わるので、プレー人数は19。
あと特殊ルールとして、吊り後にGM(進行役)が吊った人が人狼か人間かを発表する。GM霊媒機能あり。これがあるのでインチキ占い(黒出し)がしにくい。しんざきさんが俺に黒出しできたのは、このルールがない会。このルールがあると、適当なヤツに黒を出して死んでもらうということができない。吊れば予言者の言うことが本当かどうかすぐに判明してしまうからのう。

役職決め

カードを引いたら村人。ノーマル村人。この日は村人を引くと間違いなく短命になる流れなので、「ああ、今回もすぐ死ぬなー」と思ってた。
ま、村のために能力者の身代わりになって死ぬとしますかね。これも村人の役目。自分が死んでも、村が勝てばそれでよいのだ。

初日・夜

寝てたら途中で起こされた。人狼の子分に指名されたらしい。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
ここで村陣営から人狼陣営にチェンジ。なにせ子分ですから、ええ。狼さんの手下ですよ。いいように使われますよ。
狼はこのじゅくん・おづきくん・テラさん・つるさんの4人。狼に騙らせて自分はじっとする手もあったけど、この日は俺が短命な流れだったので、いつ吊られてもいいように俺が出るべきだよなーと。ジェスチャーで自分が騙るよということを人狼の4人に伝える。
「騙る」ってのは役職を偽装すること。具体的には予言者とか。予言者は夜のうちにひとりを指名し、その人が人狼かどうかを知ることができる。村陣営にとっては最も効果的な役職だし能力。なので、予言者が出てきて、村の信用を得てガシガシ占っていく状態は人狼にとってよろしくない。
なので「俺がホンモノだ!」というわけでウソをつき、あわよくば自分をホンモノと思わせ、そこまでできなくてもホンモノの信憑性が下がればそれでよし。
「予言者はふたりいるから、ふたりの占い結果は両方信用できない」
こう思わせるだけでいい。
なので、どうせ短命なら、場を引っかきまわし、予言者の信憑性を下げて死にたい。村人のときは能力者を守るために死んでもおkと考えるわけだけど、人狼の子分としては人狼を守るためにもそうだし、役職者と道連れになって死にたい。この日は吊り対象になることが多かったので、尚更道連れを意識したい。
あとこの時点ではキューピッドのことは考慮せず。キューピッド・恋人陣営という第三勢力がいるわけなんだけど、この勢力は単独では力を持ち得ない(人狼のように誰かを襲撃したりできない)ので、スルーしていいだろうと。気にするにしても中盤以降。ほっとくことにした。当面やることは他にある。

2日目・昼

しんざきさんが死亡してゴーストに(残り18人)。ゴーストは村人陣営で、村人に向けて手紙を出す役。
手紙の内容は、狼が濃いメンバーになったよー、的なことだったような。俺サイドの方に6人ばかし手ごわそうなヤツがたくさんおるぞ、というわけで「ワイルド6」呼ばわりされ、まず怪しまれる。やっぱり俺は長生きできないわ。
で、議論スタート。とりあえずお互い様子をうかがう。まずふかゆーくんが共有者CO*2対抗*3なし。これでふかゆーくんの共有者が確定。
予言者COがあったらそれに対抗しようと様子をうかがうか、予言者COはなし。とりあえず明日COしましょうという議論の流れ。ニセモノになろうとしている俺にとってはありがたい展開。当たり前だが、ニセモノはホンモノが一番怖いからのう。ホンモノが出てこない時間が増えれば増えるほどありがたい。それまでの時間に村への情報が少なくなるし、予言者が死ぬ確率も上がる。
吊りは自由投票。多数決でよださん吊り(残り17人)。ぷぷぷ。

2日目・夜

この日以降は人狼と顔合わせなしなので、ひたすら目をつぶって今後の戦略を練る。
まずは予言者CO。この日、予言者は明日出ましょうということになったので、どういう感じで出ようかと。
予言者としての占い申告は、初日スプリングナッパさん白*4、2日目めるり白で行く。俺の両隣。「ワイルド6」が怪しまれていたので、めるり占いはその流れに沿うもの。あと考慮したのは超常現象研究者。この能力は、1回だけある人を指名し、その指名した人と両隣、つまり3人の中に人狼がいるかどうかがわかるというもの。
予言者と占い対象を3人並べたことで、この能力を使われた場合に結果は白となって、俺の占いに矛盾が発生しない。俺の占いは正しいし、俺が予言者であるという信憑性も上がる。
気をつけたのは、ニセモノとばれないで死ぬこと。なので破綻を起こしてはまずい。人狼に白を出す戦略もあったが、その人を吊ったときに、GMから狼であった旨言われてしまうので、俺がニセモノであることがばれてしまう。それは流れとしていかん。
オプションとしてはおづきくんに黒を出して、死んでもらうというのはありかなあと考えた。俺が占った相手が狼で、尚且つ吊ってみたら本当に狼であったと。予言者の信憑性を高める高める戦略としては悪くない。幸い人狼は4人いるので、1人を犠牲にしてもなんとかなる。
あとは多弁な人は残したほうがいいな。俺が生きてる辻褄を合わせるために。多弁な人が多いカオスな展開希望。そうすりゃ俺が目立たなくてすむ。目立たないって結構難しいのよ、これはこれでね。
こんなことを考えつつ夜は終わる。

3日目・昼

狼に襲撃されたのはにゃもさん。にゃもさんは恋人らしく、その相方であったつるさんも死亡(残り15人)。むう、狼が減った。この時点でおづきくんを犠牲にするという戦略は選択肢として一歩後退。序盤でいきなり人狼をふたりにするのはどうかな……。きついよな。
そして議論スタート。予言者COを即すが…誰も出てこない。死んだ? で、俺が予言者CO。両隣が白ということを伝える。ここでも対抗なし。あら、いない。死んでるのか。ラッキー。
こうなると俺がホンモノっぽくなる。ホンモノが出てこない以上、ニセモノがホンモノ。しめしめ。
村の流れは灰吊り*5。その結果、おづきくんが吊られる(残り14人)。ノオオオオオオオッッッ! これで狼はこのじゅくん・テラさんの2人に。うううう、キビシーのう。序盤で狼2人も死ぬかよ。

3日目・夜

人狼は残り2人。ふむう、厳しい。予言者を乗っ取ることには成功したが、どこかでギャンブルしないと勝ちにくい。
具体的には、どこかで人狼に黒を出して犠牲になってもらうか、あるいは村人に黒を出してニセモノとばれつつも誰かをしとめるか。
当面の戦略としては、人狼の2人が強力に怪しまれるようであるなら切る。その人を犠牲にする。そして人狼には白出ししない。なるべく灰色のままで行く。白出しすると灰吊り対象からはずれるのでよさげだが、その反面、あまりに序盤に白を出すと、つながりを疑われる。ニセモノ予言者は人狼に白を早めに出すというのはセオリーだろうし。だから逆を行く。スキルの高い2人なので、生き抜いてくれるだろう。つかガンガレ。頼む。
占い対象はセバスさんで行く。微妙に怪しまれてた。セバスさんに白で行こう。

4日目・昼

死んだのはことぶきやさん(残り13人)。無口な人を襲って、口うるさい人を残し、俺が生きてても不自然じゃない状況をつくるという人狼のアシストでしょうかね。
占い結果を申告。まだ信用されている感じ。
このあたりから「ワイルド6」が猛烈に怪しまれだす。怪しい怪しいと言われながら、ここまで誰も死んでなかった。タケルンバ・めるり・しゃちさん・このじゅくん・とろろそばさん・うまささん。全員生き残り。
議論はこの6人から吊ろうぜ的な流れ。結果、とろろそばさんが吊られる(残り12人)。
予言者を乗っ取ったことで有利に展開しているように見えてきたことだろうけど、内心はハラハラ。どこで勝負すべきかを考えていたし、ずーっと次の手を迷ってた。その迷いは表情に出さなかったし、村陣営としての苦悩テイストには演出したけど。演技も必要だよね。

4日目・夜

そろそろ厳しい感じ。灰の中から白をつくってもなー。
灰が襲われたらその人を占ったことにし、白を出すことにする。まだ勝負するところじゃない。まだ早い。

5日目・昼

人狼に襲われたのはぺらねこさん(残り11人)。占いはこれに便乗してぺらねこさん白。
このあたりから俺が怪しまれだす。ずーっと白引きだったこともあるし、対抗がいない=ホンモノ確定ではないということに気づかれる。ま、そりゃそーだわな。
但し言えても「怪しい」までで、俺がニセモノであると断定する証拠はない。実際、ここまで占いでウソをついていないし、ウソと言える根拠は何もない。尻尾をつかませないというのが今回の狙いだったわけで、そこは成功してたのかな?
そしてここでこのじゅくんが超常現象研究者CO。対抗なし。あ、ホンモノ死んでたのか。ほおお、そらよかった。
能力を使った結果は、俺・めるり・しゃちさんの中に人狼なしというもの。これでめるり真っ白。多分、次で襲うんだろな。
結局灰吊り続行。うまささんが吊られる(残り10人)。

5日目・夜

残り人数が減ってきた。そろそろ予言者であることがばれてもいい。
なので人狼に白を出すことにする。今のところスプリングナッパさん・めるり・セバスさんと俺が白出しした人は3人生きている。もう俺が出した白が合ってるかどうかを確かめる日数はないし、いいでしょ。
このじゅくんは能力者を乗っ取ったので、テラさんに白出しすることを決めた。この期に及んで黒を引かないのは怪しいが、その疑いを確信に変える時間はもうないのだ。

6日目・昼

襲撃されたのはめるり(残り9人)。そりゃそうだよな。人狼さんありがとう。
夜に考えていたようにテラさんに白出し。いつまでたっても黒を出さない俺に疑惑の目が向けられるが、やっぱり確証がない以上は議論が進まない。ここで俺を疑うと、今までの情報すべてをひっくり返さないといけなくなる。そこまでのリスクは負いづらい。
こうなるとこっちの展開。序盤は苦労したが、このあたりになると悩みは少ない。灰吊りに誘導し、えりさんを吊る(残り8人)。この時点で人狼に灰はいないのでね。

6日目・夜

夜が明けると7人。明日は勝負の日。明日に人狼陣営が吊られなければ5人のうち3人残るので、自動的に勝利。明日をしのげればいい。
なので明日は黒を出す。しゃちさんに黒。しゃちさんに黒を出して、このじゅくんと袂をわかつ。この時点で俺と、俺が最初に白を出したスプリングナッパさんのラインが怪しまれていたので、このじゅくん・しゃちさんラインとぶつかる構図になれば話はシンプル。
それにだ。俺は別に吊られてもいい。人狼の子分であって、人狼じゃない。積極的に怪しい人になってもいい。あくまでも信用され、黒出ししたしゃちさんを吊らせてもいいし、俺のラインを疑われたスプリングナッパさんが吊られてもかまわない。このじゅくんとテラさんが生き残ればそれでいいのだ。

7日目・昼

襲撃されたのはセバスさん(残り7人)。しゃちさんに黒出しをすると予定通りの流れ。
うまいこと人狼のふたりが俺とスプリングナッパさんのラインに誘導。うん、俺を吊ってもいいし、スプリングナッパさんを吊ってもいいのよ。どちらでもおk。
どうやら俺は人狼の子分と思われているようだ。ピンポーン正解! が、遅すぎましたね。へへへへへっ。
多数決で吊られたのはスプリングナッパさん(残り6人)。うし、勝った!

7日目・夜

夜、人狼が誰かを襲撃し、その襲撃が成功すればゲーム終了。うし!

8日目・朝

かるさんが襲撃される(残り5人)。この時点で村陣営を人狼陣営が数で上回り、ゲーム終了。人狼側勝利。
ヒャッハー!!

振り返って

展開的にはふたつの能力者乗っ取りが決まり、終始人狼サイド優勢に見えたかもしれないけど、結構ハラハラの展開。序盤に人狼2人いなくなったしね。ポンポンといなくなったわけだから。実は厳しい展開。
なのでずーっと考えてたね。頭フル回転。勝負どころは常に考えてた。ただ、勝負に出なくて済んだという点は恵まれましたね。それは議論の流れもそうだし、みんなの好プレーもあって助かった。
結果的には人狼にもっと早く白出ししてもよかったのかなあ。人狼のスキルに期待して白出しを遅らせたんだけど、あれはギャンブルだったかもしれんね。ま、だからこそ効果的だったのかもしれんけど。
最後の最後に最終日まで生き残り、場を引っ掻き回せたので大満足。ああ、人狼楽しいなあ。
以上、俺視点の究極の人狼でありました。

*1:黒出し……人狼であるという占い結果を出されること。

*2:CO……カミングアウト。自分の役職を明らかにすること。

*3:対抗……役職者であると宣言した人に対し、自分もその役職であると宣言すること。

*4:白……占い結果が人間でしたということ。

*5:灰……占い結果などがなく、村陣営か人狼陣営かの手がかりがない人のこと。