都合良くミスリード

勘違いして受け取ってた場合、大抵自分がそう読み取りたかっただけなんだよな。ミスリードがあったとき、自分の場合は大抵そう。自分にとって都合の良い解釈をして、文脈からずれるときがある。書かれたものを素直に読み取ればいいのに、たまにそれができない。先入観とか思い込みが邪魔をしちゃう。先入観に基づいて受け取ってしまう。最後まできちんと読めば別のことが書いてあったりするのに、途中で考えるのをやめるから、事実と異なる受け取り方をしてしまう。
逆に言えば、ミスリードしたことで、自分の先入観がどこにあるのかわかったり。「ああ、こう読み取りたかったんだ」という願望が見えることがある。無意識の欲求だわね。意識してないことなんだけど、自分の情報処理から、処理したい方向付けがわかったりする。
あらゆるものは自分の感覚を通して受け取るわけで、情報を受け取る過程で自分フィルターを通すのは避けられないんだけど、そこに価値観フィルターを通しすぎてしまうと、事実を歪めてしまう。緑の下敷きを通して見ると、何でも緑に見えたり。そして赤のマーカーで線を引いたところが、黒くなって見えなくなったり。先入観ってそういうものなんだろうな。事実はひとつだし、動かないものなんだろうけども、自分の感覚を通すと如何様にも変化する。自分が見たいように受け取れる。白く見えるときは白く見たいだけだし、見えないときは見たくないだけだったりする。
客観的な視点が大事だと言うけれど、結局は「最後まできちんと読む」とか「読み飛ばさない」とか「言葉を勝手に付け足さない」ってことなんだろうなあ。あるものをありのままに受け取ればいい。見えるものを見えるがままに。経験とか知識に照らし合わせるのは後の作業で、まずは「ただ受け取る」って作業が必要なんだろうなあ。単純なインプット。ひとまずダウンロードして、その処理は後で行えばいいんだろうね。
自戒までに。難しいし、現状では完全にできてないことだから言葉にして書き置いておきたい。