(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ブログを何に使うのか

自分もブログで仕事に直接結びついたことがないね。

これは彼自身の経験から書いてるのだろうけど、私の経験からは極めて否定的。→を見ればわかるように、10年以上前から実名でプロフィール晒してホームページやら雑文やら公開してるけれど、それを見てマトモな仕事が来たことは、
ただの一度もない
のだ。

ブログを書く暇があったらプログラムを書け | おごちゃんの雑文

まあでもそりゃそーだ。仕事に結び付けようとしてないから。
ある意味、自分にとってブログをやる動機って、ブログを書いた時点で完結してる。「書きたいから書く」ってだけ。記事を書いて、更新した時点で目的達成。そこから発展的にいくつかの出来事に結びつくことはあっても、それはおまけというか、結果的に得られる果実みたいなもの。
美しい街路樹をつくるためにイチョウを植える。秋になると銀杏がとれる。しかし銀杏を得るためにイチョウを植えたわけじゃないよね。街路樹をつくるため。目的はあくまでもこっちで、銀杏はついでに得られる果実。美しい街路樹が完成した時点で目的は達成されている。自分にとっては街路樹にあたるものがブログで、銀杏はそれ以外のメリット。
だから仕事という結果に結びつかないのもしょうがないんだよね。意図してないから。銀杏的に偶然果実になることはあるかもしれんけど、それはあくまで偶然。偶然であり必然ではないから、必ずしも起こらない。だから実際起きてない。それだけのこと。

それでは、「これさえやっていれば職が向こうからやってくる」こととは何でしょうか?
自分の足跡を、Webに残すことです。

小飼弾「転職活動する暇があったらブログを書け」 − @IT自分戦略研究所

なので、これだけじゃ足りないと思うんだよね。目的とか意図が足りない。「何のために足跡を残すのか」という目的意識があって、その目的があればこそ、その達成に向けたより良い手段があり、手段の良し悪しがある。

弾言します。3カ月間ブログをきちんと書き続けられるITエンジニアが、職にあぶれることはない、と。

小飼弾「転職活動する暇があったらブログを書け」 − @IT自分戦略研究所

当たり前のことだけど、「何を?」が重要なわけよね。もちろん書き続けるだけでひとつの価値はあるだろうし、少なくても継続性があるという証明はできるけど、それだけでは仕事になりづらい。「仕事につながる何かを継続する」というあわせ技の方が効果的だろうしね。それこそおごちゃんが言うようにプログラマならプログラムとかコードだろうし、文筆業なら文章そのものだろうし、写真で生きていくなら写真。仕事に直結するそれが必要なんだと思う。
結局のところ、「何のためにブログをやるの?」ってことなんだろうな。金儲けか、仕事か、趣味か、自己満足か。それに合わせて、より良い手段が決まる。仕事のためにするなら、仕事のためにすべきことがある。仕事に合わせた方法がある。それだけのこと。目指すものに合わせた手段の最適化が必要というだけのこと。
ブログって使い勝手が良くていいもんだねえ。