(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ミンチにしちゃえばわからねえ

中国で「段ボール肉まん」が発覚。いやはや、創意工夫もここまで行くと凄いね。「足があるものは机以外。飛ぶものは飛行機以外」は食べると言われている中国のお国柄ですが、ここまでとは。

タケルンバとしてはここに注目したいね。

 豚肉と段ボールは4対6の割合。

ということは、段ボールの方がメインじゃんと。「段ボールまん(豚肉入り)」という表記が正解のような。やるじゃん中国。ほっしゃん。が貧乏時代に「ティッシュの天ぷら」を食ったって話を聞いたことあるけどなあ。
しかしこういう話は別に中国に限った話じゃない。ミンチ肉というのは最もごまかしがきく食材。何せ混ぜてありますからねえ。混ぜちゃえば何が本体かどうかもわからなくなるわけで。日本でもミートホープの事件があったし、韓国でも「生ゴミ餃子」ってのがあったじゃないですか。ドイツの方では「奥さんソーセージ」ってのもありましたしねえ。「ミンチにしていろいろ混ぜ込んで詰めちゃえばわかんねえよ」というのは洋の東西を問わない発想。肉まんにしても餃子にしてもソーセージにしても、全て詰め物というのがポイントですよ。
となると次ブレイクする食品は……流れ的には魚のすり身系の加工食品ね。「肉だけじゃなくて、魚もかよ!」という流れになりそう。でもこの流れは予測できるよね。ミンチ肉が今あげられているわけだから、魚のミンチ肉とも言えるすり身に話題が展開されるのはごくごく自然。カニカマ・かまぼこ、あるいはすり身系の揚げ物あたりかなあ。安価なおでんダネ系は要注意。
成型肉とか骨なし魚まで広がるかなあ。骨なし魚は工場内の内部告発がありそうな気がする。日系メーカーがやり玉にあがりそう。いずれにせよ、この話題は「ミンチ肉」というキーワードが重要。ミンチ肉の範囲でおさまるか、それとも成型肉分野まで発展するか。なかなか予断を許しませぬなあ。