日本はアジアの田舎者
日本人は欧米に対して劣等感を持つわりに、同じアジアに対してはどうも偉そうにふるまうよね。どうも田舎扱いするし。で、こういうニュースもそんな気配がちらほらと。タイのアイス・サランユーが日本デビューという話。
ズバリ言って、アジア圏での知名度を考えりゃ、アイスとハニカミ王子じゃ比べ物にならん。国外に出ればハニカミ王子なんて「ゴルフのうまい高校生」ってなもんだけど、アイスはシンガポールでもインドネシアでも香港でもちっとは知られとるわけで。むしろアジア圏では石川遼を「アイス似ゴルファー」って言った方が通りがいいぞ。
こういう例は他にもあって、昔、神話を「韓国のＳＭＡＰ」と呼んでたマスコミがあるけれど、アジア圏での著名度を考えれば、ＳＭＡＰを「日本の神話」と呼ぶ方が普通なんだよね。「日本で有名＝アジアで有名」じゃないってことに気付かんと。
現実問題、日本はアジアの芸能シーンから隔絶された独立地域になりつつあります。金もインフラもソフトもあるから気にならないけども、実は日本だけ特殊。日本以外は香港・シンガポールを舞台に、韓国・台湾・タイ勢が絡んでくる図式になっとるんだけどね。ＣＳ強し、マードック強し（ディック・マードックではない。ルパートだ）。金髪大好きで欧米ばっかり見てると、アジアに置いてかれちゃうぞ。
ちなみにアイス・サランユーはこんな人でありこんな歌。予備知識としてどうぞ。
