(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

ディベート間違い探し

22日土曜日、またもやディベートのジャッジをして参りました。テーマが「首長の多選禁止」。ま、最近ちょっと話題のテーマなわけですが、これを5人のジャッジで判定したわけですよ。で、対戦する両大学からジャッジを2名。それと中立のオレという形だったわけですが……いいのかね、オレが混じってというメンバー構成。
何せ大学で政治学を教えている先生が2人、現職市議会議員に、来年から総務省入省という院生という4人。政治学のプロと、地方自治の現場に携わる人と、来年からそれを監督する省庁に入る人と、オレである。三段オチどころか五段オチであり、「先生・先生・先生・先生・エロい人」である。しかもアイウエオ順で並んだ結果、真ん中になってしまい、中央にご臨席である。

  • 「大学の先生方がジャッジだってよ」
  • 「そういえば、現職の議員さんも来るんだって」
  • 「あの人、来年から総務省だって」
  • 「へえ。で、あの人は?」

というやりとりがなされていたことは想像に難くないわけであるが、そこは周りの肩書きがものを言う。

  • スゲエ人がジャッジになっている=誰だかわからんが、あいつもスゲエはず

という勝手な公式が成立し、自動的に偉そうになった次第。
これはジャッジ間でもそうであり、様子をうかがいながらも「このメンバーに入っているんだから、多分、それなりの人なんだろう」という接遇を受けたわけだが、「それなり」どころか実際はかなり「残念」である。「しめしめ」とこうしてブログのネタにしちゃっているわけであり、ごちそうさまである。
もちろんオレも勘違いさせることに関してはプロフェッショナルである。「勘違いの王様」であり、偉そうに振舞うことに関しては帝王である。リアルで社長のご一行と遊びに行っても、「社長サン」と呼ばれるのはオレなのである。恐らくリアル大統領と飲みに行っても、「大統領」と呼ばれるのはオレである。子どもがいなくてもオレは「パパ」であり、落語をしてなくても「師匠」であろう。そこらへんの都合の良いオーラをまとう能力は「無想転生」と呼んでも差し支えないものであろう。言いすぎだし、場面が偏りすぎだよ。
とはいえ、ディベーターたるもの、次の論理に気付くことが肝要である。

  • エライ人が4人いる→残り1人がエライとは限らない

この論理に気付かれず、騙しきったオレだけディベート勝利者と思われますがどうですか?