朝はお粥
深センに向かう前に、お粥で腹ごなし。旺角の街市の熟食中心にある妹記生滾粥品へ。どこの市場にも熟食中心があり、屋台街みたいになっているのだ。ローカルな雰囲気全開であり、実にコア。
食べたのがこれ、魚腩粥。24ドル(360円)。ボラの身がゴロゴロ。お粥で魚といったらボラ。淡水魚のため、独特の臭みがあるが、慣れるとこのクセがいい感じ。
再び中国入国
旺角東駅から羅湖駅へ。深センに向かう。1週間ぶりの中国。特に怪しまれること無く、無事入国。そして羅湖駅から地下鉄へ。なかなか近代的な地下鉄でござるよ。感心したのはこのチケット。
コイン型チケット。オセロの緑色版。このコインに磁気情報が含まれており、入口ではSuicaのように改札でタッチし、出口で回収。券売機で磁気情報を変えれば繰り返し利用できるわけで、非常に機能的。日本でも何でこういうことしないんだろうね。紙の券を発行し続ける無駄たるや。それが全て紙ゴミになるわけで。最近はSuica・Pasmoで改善されたとはいえ。
ちなみにタイもこれと同じコイン式チケット。
台湾も従来は繰り返し使用できるタイプの磁気カードで、昨年からコイン式導入。
ソウルでも紙の乗車券廃止を検討。
1回こっきりの紙チケは無駄だしダセエというのが趨勢。実際、ちょっと考えてみても、毎日毎日大量の紙ゴミを出すより、繰り返し使えるようにした方が無駄がねえし、長い目では安上がりな気がする。Suica・Pasmoが折角できたんだから、繰り返し使えるタイプのチケット化は簡単なような気はしますがね。非接触型チケットの導入も、実は日本は出遅れ、香港にだいぶ先を行かれていたわけで、「実は日本は遅れている」という認識が必要かと。何とかならんか。 >鉄道会社様
人民元口座閉鎖
大劇院駅で降りて華潤大厦へ。HSBCの深セン支店がこちらのビルに移転したそうなので向かう。地下道の案内を見ながら進むと……なんじゃこりゃ。
この広場の左手後方にあったわけだが、この前方のビルがこれ。
だからでか過ぎるんだって、中国。相変わらず極端な建築物をつくりなさる。深センもスゲエ勢いで開発が進んでおりますなあ。
で、肝心のHSBCがこれ。
こちらはプレミア口座用のカウンター。一般の人はエスカレーターを上がってこちらへ。
毎度おなじみインチキ英語で口座閉鎖と、全額出金を告げ無事完了。財布は元だらけ。何せ最も高額な札が100元札(1600円)。ちょっとした額を持つと、ブルジョアな感じになってしまう。つかの間の金持ち気分。
ちょっと買い物をしたりウロウロし、香港へ戻る。
ワンタンメン×3+スイーツ(笑)
香港島・中環に行き、黄枝記・沾仔記・麥●雲呑麺世家でワンタン麺3連荘(●は[不]の下に[大])。この3軒は比較的近いので、ハシゴするのに丁度いい。
個人的に一番空きなのは黄枝記。ここが一番ハイソな感じ。ワンタンの中のエビも香ばしい。沾仔記はややワイルド。大胆である。ワンタンもでかいし。麥●雲呑麺世家はその真ん中ってな感じですかね。ま、どこも20ドル程度(300円)なんで、大した値段じゃござんせん。郊外油菜(青菜にオイスターソースかけたやつ)でも一緒に頼んでも30ドル程度(450円)。気軽にどうぞ。味の素がドッサリ入っており、舌が痺れるのはご愛嬌。
ついでにデザート。近くの泰昌餅家。ここはエッグタルトが有名。人気店なので回転が早く、常に焼きたてにありつけ申す。
ここんちは表面をあえて焦がさないタイプ。その分、クリーミーな風味。焼きたてのアツアツをほおばると、カスタードクリームがトロッとくる。また思いのほかタルト生地が上げ底じゃないのよ。しっかりクリームが入っており申す。
あんまり甘くないので、男にも優しい飽きない味。焼きたてはタルト生地が崩れやすいので、豪快に一口で放り込みたい。堂々と立ち食い・歩き食い推奨。ホテルに帰ってとか考えず、アツアツをその場で。基本的に香港はそういう街なので、何の問題もない。
尚、6個買う場合、手の平に一本指を差す日本式の伝え方をすると、香港では60個になるので注意。さすがに食えん。当たり前だ。
その後、あちこちの夜市を周り、バッタ商品を発掘しつつ、さして良い物に出会うことなく、ロースト飯を食って寝る。まだ食ったんかい。