(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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次の戦場はフリーズドライ

中国の餃子騒動。今は冷凍食品という範囲の話にとどまってますが、この単語を覚えといてください。そのうちブレイクするから。

冷凍食品とは、文字通り食品を冷凍したもの。で、冷凍食品は保存も冷凍状態。今はこの分野が問題になっている。
一方、フリーズドライ食品は急速冷凍をかけ、真空状態になるよう減圧し、水分を飛ばした食品。カップ麺の具とか、固形タイプのたまごスープ・みそ汁とか、ちょい高めのインスタントコーヒーを想像していただけたらと。要はお湯をかけて戻すヤツ。
で、この両者は親戚みたいなもの。フリーズドライは基本的には冷凍技術の応用なので、分野的には近い。冷凍食品メーカーが、フリーズドライ食品を製造していることは多いし、その逆もありうる。ピギー食品が日清食品の傘下に入り、日清冷凍食品になったのは後者の典型。真空という作業がある分、フリーズドライの方が特殊性は高いけど、基本思想はあまりかわらない。如何に味や香りを損なうことなく保存するかっていうのが基本なので。
そうした似たような性質がある以上、似たような現象が起きるはずなんだよね。冷凍食品で問題が起きるなら、フリーズドライ食品でも問題が起きる。今回は話が冷凍食品に行っているけど、フリーズドライ食品だってどうだかって話でして。ばれてないけど、あるんじゃねえかなあ。
特に怪しそうなのが野菜・果物・豆(ナッツ)・貝。ほうれん草は大丈夫かね。みそも相当怪しい。しじみ・あさりはどうなのか。フリーズドライの場合、冷凍をかけるし、真空にする。その結果、水分もほとんど飛ぶので、微生物や細菌が繁殖する余地はないから、食中毒の恐れはねえんだけど、今回みたいな農薬は防げないからねえ。化学薬品はどうしようもない。
ま、こんなことをいちいち気にしてたら何も食えなくなるので、「変な味がしたら食わない」で自己防衛しつつ、あまり気にしねえのが正解だとは思うんですがね。ただ、冷凍食品がヤバイなら、フリーズドライ食品もヤバイというのは頭の片隅に置いておくと吉。お金が絡む予想はめったに当たらないのに、この手の食品関連予想は結構当たるので注意しておけ。