(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

本日のYouTube イメージは実現する

イチローと落合の対談。時期は1999年のキャンプと思われ。


中盤の体の開きの話も凄いか、うなったのは後半。アメリカ行きを見据えた話。最初は「それ」とかで具体的な話を避けていたイチロー。しかし話が進むと具体的な話が出てくる出てくる。そしてそれが実現したわけだからねえ。

ボクの夢は、一流のプロ野球選手になる事です。そのためには、中学や高校で全国大会へ出て、活躍をしなければいけません。
活躍をするには、練習が必要です。ボクは三才の時から練習をはじめています。三才から七才までは、半年位やっていましたが、三年生の時から今までは、三百六十五日中、三百六十日は、激しい練習をやっています。だから、一週間中、友達と遊べる時間は、五〜六時間の間です。
そんなに練習をしているのだから、必ず、プロ野球選手になれると思います。そして、中学、高校で活躍して、高校を卒業してからプロに入団するつもりです。そして、その球団は中日ドラゴンズか、西武ライオンズが夢です。ドラフト入団で契約金は一億円以上が目標です。
ボクが自信があるのは、投手と打撃だけです。去年の夏、ボクたちは全国大会へいきました。そして、ほとんどの投手を見て来ましたが、自分が大会ナンバーワン投手と確信ができるほどです。打撃では県大会、四試合のうちに、ホームランを三本打ちました。そして、全体を通じた打率は、五割八分三厘でした。
このように、自分でも納得のいく成績でした。そして、ボクたちは、一年間、負け知らずで野球ができました。だから、この調子でこれからもがんばります。そして、ボクが一流の選手になって試合に出れるようになったら、お世話になった人に招待券をくばって、応援してもらうのが夢のひとつです。ともかく、一番の夢はプロ野球選手になる事です。

長いけども、有名なイチローの小学6年生のときに書いた卒業文集。プロになるというイメージと、その具体的な方法論。現在位置とゴールの把握。これを落合との対談当時もしていたんだなあ。イチロー恐るべし。そしてそのイチローの状態を見抜く落合もまた恐るべし。