勝った以上は正しい
中日が日本一になりましたな。
友人の中日ファンと話す際、我が横浜の方が日本一回数が多いというところでクサすという定番のやりとりができなくなってしまうのが残念。星野といい、落合といい、何故か日本一には縁がありませんでしたからな。
- 「中途半端に優勝しやがって」
- 「横浜は中途半端に勝たねえんだよ」
- 「負けるときはどこまでも。勝つときはどこまでもなんだよ」
こう言えなくなるのは非常に寂しい。
あと山井をスイッチした采配がクサされているご様子。
ま、この玉木某が何言っても、放置プレーが一番かと。決して見識ある人じゃねえし。朝ナマとかでもひどいからねえ。「オレがオレが」「オレの言うこと正しい」「オレの言うことに反対するお前はおかしい」って人だし。
で、そもそもスポーツジャーナリストを名乗るんなら、落合がこういう采配をする監督であることを解っとけって気がするね。ごくごく冷静に最も確率的に優位な選択をするタイプじゃないですか。情より理の監督。そんなのこれまでの采配歴見れば明らかでしょうよ。
今回は「８回投げた山井と、岩瀬。９回を抑える確率が高いのはどちらでしょう」という問いに、岩瀬という答えを出しただけのこと。確率論的に過去の動向って意味ないですからね。ルーレットで８回連続で赤が出たからって、次に黒が出やすくなるわけじゃないでしょ。確率はやっぱり２分の１。８回抑えてきたからって、投手として上なのは山井より岩瀬。であるなら、岩瀬の方が確実。これだけの話じゃないですか。オーソドックスであり、セオリー通りの采配ですよ。
それに落合のスタイルとしてぶれとりませんからね。日頃から勝利優先って言ってる人なんで。エンターテイメント主義者じゃないからねえ。原がこういう采配したら「ヲイ、言ってることとやってること違うぞ」と言いたくなるけども、落合の場合は言行一致。何の問題もねえでしょ。こういう野球観の人だから。野村を監督にしといて「ＩＤ使うな」って言うようなもんだとおもうぞ。サッカーで言えばモウリーニョに「攻撃優先でひとつ」みたいな。だったら他のヤツを監督にしろよってな話じゃありませんかね。
また、監督って結果を出すのが仕事ですからねえ。チームのトップは過程主義より結果主義。結果が出れば大体のことは許されるもの。まして「勝利の女神には後ろ髪がない」とはよく言う話。「勝てるうちに勝っておけ」は勝負のセオリー。「勝った」という前向きな結果が出た以上は、誰が何と言おうと正解なのですよ。これで負けたのならともかく、勝ちましたからな。結果を出した以上は大正解。
ま、こんな話は落合と玉木某の野球観の違いと言うだけ。
- オレの野球観は正しい→オレの野球観では交代はない→ふざけるな落合
という風に勝手に炸裂し、自分の価値観を押し付けようとする人間の下劣さというか、厚顔無恥というか、「お前はよっぽど正しいんだね」という感が拭えないお話。よろしいんじゃないですか、寄稿やめても。そんなことしてるうちに仕事なくならんといいな。
