(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

「面白い」は止まらない

思い付きとか、勢いとか、気分とかでタケルンバはできています(残りは優しさでできています)。それで毎日を過ごしているせいで、たまに窮地に追い込まれることがありますよ。本人「うっ、ヤベえ」と思う瞬間。いや、瞬間ってもんじゃねえな。八方手詰まりっぽくなって考え込む。むむう、どうしよう。

面白い依頼は全部受ける

これが悪いんだよなあ。面白いものはやってみたくなる。やってみたくなるから受ける。受けまくった結果、ギョエーッ!
でも面白そうだから仕方ない。面白そうと思った時点でオレの負け。同時に面白そうと思わせた時点で依頼者の勝ち。せっかくの面白い依頼、やってみなければ後悔が残る。後先考えずに受けたほうが、後々「あれやっとけばよかったなあ」と後悔するよりマシ。ま、本格的にスケジュールがタイトだと「これ引き受けなきゃよかったなあ」と後悔することもあるけどね。やってみて意外に面白くなかった場合は特に。「なんだよ、つまんねえよ」と。
でもやらないよりはマシ。やらないで後悔よりは、やって後悔。ポジティブ「野となれ山となれ」。

面白い≒笑える

この場合の「面白い」は、何もお笑い的な面白いと限りませんよ。とても広義な面白い。笑える面白さも含まれるけど、話はそこにとどまらない。
英語で言えば「fun」や「funny」だけじゃないのよ。「enjoy」なんかも含まれるし、「interest」もそう。「興味」はかなり重要な面白要素。好奇心を刺激する。やってみたくてたまらない。それもかなり面白。
あとは「challenge」もそうかな。挑戦。
「クックックッ、このオレにそれをやれと。……面白い。受けて立とうではないかぁ! 食らえぃ!」
こういうキャラ的な。意欲掻き立てられる新たな試み。やったことないものは、何でもやってみたくなる性分なので。

面白い≒キツい

また、面白いには「キツい」も含まれます。「busy」や「hard」や「tight」もすべて面白い。まあこれはM性がなせるわけでしてな。キツいのはキツいので、悦楽の材料であるのです。歓喜なのですよ。ぶってぶってと。わしゃ岡山の某姫か。
忙しいのは結構面白いのです。ヒマよりはいいんです。やることがあって充実してるから。またできることをするよりは、できないことをしたほうがいい。できることを何度やったって喜びは少ないですからね。できないことができるようになったほうが嬉しい。何でも初体験はうれしいわけでして。童貞や処女を失っ(以下略)。 

面白い依頼をするヤツも面白い

またそういう依頼を持ってきてくれるヤツがありがたい。数ある人間の中で自分に話を持ってきてくれたことが嬉しいじゃねえですか。あらゆる選択肢の中で、自分を選択してくれたことに感謝。その心意気がファイン。素直にありがとう。
自分のやってみたい願望もさることながら、こういう好意にはなるべく応えたいし、応える自分でありたい。そういうせっかくの依頼、自分がやらなきゃ男が廃る。期待に応えてやるよ。やり遂げるよ。
……え? みんなに断られて仕方なくお前に頼んだだって? それは聞かなかったことにしとく。……あっち行け。

つまらんことが前向き

そうやって依頼をガンガン受けると、にっちもさっちもいかなくなるわけで、フォーリーブスでは誰派? オサーン・オバーンしかわからんか。
ともかく忙しくなる。スケジュールがきつくなる。自由な時間がなくなる。ヘタすりゃせっかくの依頼に穴を開けかねん。でもこうなってこそ発動されるスキルがあるのですよ。「ピンチ○」とか「瀕死攻撃2倍」とか。追い込まれると出るものがある。
何せ面白いことだらけなのですよ。やりたいことだらけ。そうなると、抱えているつまらん雑務をやってられんのです。早くそんな雑務を終えたい。面白いほうの仕事をしたい。そうすると、つまらん仕事に対する取り組みが前向きになる。「宿題を早く終わらせてケーキ食べよう」というごほうび効果と言いますかね。カッチョ良く言えばインセンティブ。動機ができるのですな。つまらん仕事に対する動機。
そうなると仕事に対する意欲が出るし、何とかして早く済ませようと、裏技を見つけようと躍起になる。インチキイノベーションですよ。インチキ革命ですよ。より面白いことをするための、自分なりの工夫をはじめる。それによって効率が上がる。雑務や依頼が早く終わる。時間が生まれる。そうなればさらに新しい依頼を受けられる。面白いことをさらにできる。こういう前向きなサイクルになるような気がしましてな。ごほうび重要。
もっとも、やっと片付けてごほうびにありつこうと思ったら、誰かに食われていてゲンナリということもあるんだけど。「ひでぇや、姉さん(@カツオ)」。

面白いは面白いを呼ぶ

そうやってどんどんやっていくと不思議なもんで、次々と面白い依頼が舞い込んでくる。面白いにはリピート効果があるし、広がりがある。
ある依頼に応えた場合、その人がまた面白い話を持ってきてくれる。あるいは他の人を紹介してきてくれる。人脈が広がる。あるいは、その依頼を達成したことで、自分自身にそうした依頼ができる能力が身につく。自信がつく。
そうなると、面白い話が持ち込まれる確率が上がっていくし、同時に自分が面白いと思えることが増える。面白いという世界の広がり。
こうなって行くと何もかも面白い。つまらないことも、面白いのための通過点と思えば苦にならないし、キツければキツいほどおいしいごほうびにありつける。忙しさの向こう側には楽園が待っている。「面白い」は止まらない。