手ぶら旅行推奨時代
これは各社に広がりそう。エアーアジアが機内預け荷物料を徴収することに。
燃料高騰のご時勢、致し方ないかも。おりしもこんな記事もあって。航空会社の軽量化に対する取り組み。
例えば、US Airways社では、食事用のカートを5キログラムほど軽いものに入れ替えた。
http://wiredvision.jp/news/200804/2008040821.html
JetBlue社によると、余計なゴミ箱などの備品を取り除くことで、3時間のフライトにつき1日に必要な燃料支出を1万6000ドル削減できるという。US Airways社では、重量の軽い飲料カートを使うことによって、年間の燃料費が170万ドル節約できるとしている。
http://wiredvision.jp/news/200804/2008040821.html
軽くすれば燃料を食わないわけで、各社とも雑巾を絞りまくっております。せせこましい軽量化への努力、まことに乙であります。
まあ、どこも大変なわけで、エアーアジアも当然雑巾を絞りたいわけだよねえ。なにせ格安が売り。安い料金でやっていくには、燃料費を如何に抑えるかというのが生命線。
とはいえ、エアーアジアには航空会社として絞れる雑巾そのものが少ない。機内サービスはほとんどないし、席は早い者勝ちとかだし。機内のチープさと引き換えに格安料金を実現しているので、そもそも削れるところがない。
とはいえ、重いからといって、重いヤツから金を多めにとるのは問題があるし。利用料金を体重別課金にするわけにはいかん。ま、よっぽど重い人からは2人分とるらしいけど、これをやっちゃうと「わしゃ牛肉か」「築地のセリか」みたいな話になるしねえ。航空料金kg100円。80kgなので8,000円ですとか。……ブーデー帝国民が暴動を起こしかねん。
となると乗客の荷物に制限をかけたいというのは非常によくわかる。カートを替えて5kg軽くしても、それより重い手荷物を預けられちゃ何にもならん。人間に重量別課金ができない以上、荷物だけでも重量別課金をしようと。これ、自然な発想。手ぶら利用推奨、手ぶらじゃないなら金とるよと。こうなるよなあ。
そのうち他の航空会社にも広がりそうな話。荷物抱えて旅行に行くようなタイプは今後ご注意。オレみたいな手ぶらでふらっと海外に行くタイプには問題ないけど。……JALよりANAが先に手をつけるかな？
