(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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中部・東海の長寿力

皆様のお住まいの地域は如何でしょうか。厚生労働省が全国市区町村別の平均寿命を発表したそうで。

その元データはこちらから。

見ていくと、まあ極端な傾向が出てますね。上位に来てるのが、男は東京都・神奈川県。女は沖縄県。下位は、男は青森県。女は……これだけ傾向ないな。まあ、山間部という分類が無難かな。ま、なかなか興味深い資料。

上位・下位30市区町村を見ても、そんな大まかな特徴がすけて見える。
ちなみにこういう地図化されたものがあったわけですが。

やっぱ人口密度と関係あるのかね。人口が多いところは寿命が長く、人口が少ないところは寿命が短い傾向があるような。

ここに人口密度を地図化したものがあるので、見てみた。

あ、似てる。


上が男の平均寿命。下が人口密度。細かいところを突っ込めばキリがないが、大まかな傾向は似ているのかなあと。
ただ、どうにもこうにも説明がつかない地域がある。それは中部・東海。人口密度と比較しても、異様にバランスが合わない。愛知県は三大都市圏のひとつであるからともかくとして、静岡県・長野県・岐阜県の長命っぷりは異常。同程度の人口密度の地域に比べ、明らかに長寿。……なんじゃこりゃ。
やっぱり地域医療がこういう統計結果にあらわれているんですかねえ。特に長野県だと、故若月俊一氏を中心とする佐久総合病院の取り組みが有名だし。こまめな検診や、食生活なんかへの啓蒙活動。こういうのが効いているんでしょうかねえ。
富めるわけでもなく、人が多いわけでもなく、都市化されているわけでもないのに、平均して長寿。統計のゆがみを通して、この地域の底力を見る思いがします。やるじゃん、中部・東海。