なんじゃ、この結果は。認められんぞ。
インターネット調査のせいか、かなり結果が偏っておる。なんというか、カラオケとしての盛り上げ視点が入っておらん。アニソンのいいところは、みんなで熱唱できるところなんだけどな。あんまり聞きにまわる感じじゃないんだけどなあ。……ちょっと違う。世代の問題もあるけど、「アメトーーク」の「昭和アニメソング芸人」の回がピッタリきただけにねえ。
あそこでのチョイスが絶妙だっただけにねえ。不満。
そこでタケルンバが独断と偏見で「カラオケの定番アニメソング」を10曲選んでみた。31歳のオサーンチョイスなので、思いっきり偏ってるが、カラオケで盛り上がるのは確実。オサーン向け。若手は知らん。
基本姿勢
まず曲の説明に入る前に、カラオケでの姿勢であるが、アニソンでは全員起立である。不参加は許されない。次の曲を選んでいる場合ではないのだよ。参加すれ。
尚、マイクも無用である。地声で凌駕してこそアニソン。マイクに頼るうちはホンモノではない。声を張れ、声を。
そして字幕に出ない掛け声・コーラスをおろそかにしない。すべて完全に極めてこそアニソン。「なんという再現率」を目指すべし。
尚、アニソンは次の3つに分類される。
熱唱系
声を張り上げてナンボ。ノドの限界に挑戦すべし。ノドが枯れても名誉の戦死。我が生涯に一片の食いなし!
コーラス系
様々なパートの掛け合い、ハモりを楽しむ。結構技術がいる。目指せダークダックス、目指せデュークエイセス。
情感系
意外とバラードも多い。情感をこめて全員で歌い上げろ!
キン肉マンGo Fight!
コーラス系。イントロの「ハッ!」から完璧に。「チャッチャーチャチャ」から微妙に遅れての「ハッ」のタイミングを会得しているのが通。
「私は」グループと「どじで」グループにきれいに分かれ、美しい掛け合いを楽しみたい。
デビルマンのうた
コーラス系。これを完全にハモってこそアニソンマスター。「裏切りものの名をうけて」のあとに「パヤッパッパパ」などの細かい余計なコーラスを挟みつつ、サビの「あーくまーのちからー」の裏の「あーあーあー」を完璧に決め、一気に盛り上げたい。
いつもカラオケに行く連中の中では、自動的にパートが決まったりする。ちなみにオレは上に行く人。
たまにコーラスの方が多すぎて、リードボーカル聞こえないということもある。ま、それもご愛嬌。この曲はハモってこそ楽しい。
誰がために
情感系。万感の思いをこめて歌い上げたい名曲。
イントロの「うっうっ、うっうっ」とか、サビ裏の「アーアーアー」が大事。こういうところを大切に扱うように。
尚、別にショーケンのマネをする必要はない。余裕のある人だけやると吉。
銀河鉄道999
情感系。999はゴダイゴよりこっち。佐々木いさおのほう。ゴダイゴもいいんだけど、カラオケ向きじゃない。
メロウに歌い上げたいところだが、疲れてるオサーン同士が歌ってる光景はかなり切ない。青い小鳥でも探しに行くべし。
宇宙戦艦ヤマト
熱唱系。佐々木御大の曲ではこれも外すわけに行くまい。但しこれは結構きつい。ブレスがきつい。こめかみがプツプツ音がするときがある。
再現率を高めるには、Aメロ終わり「やーまーと」の「パッパラーパパパパッパラー」が重要。トランペット軍団大活躍。
STILL LOVE HER(失われた風景)
情感系。シティーハンターでTM NETWORKだと「Get Wild」に行ってしまうわけだが、実はこっちもいいわけで。なかなか歌いこめる名曲。
難点は、実は歌が長いこと。間奏多し。飽きたら演奏中止ボタン推奨。
妖怪人間ベム
コーラス系。微妙な音程ずらしがキモ。意外と難しい。「早く人間になりたい!」は争奪戦。みんなあれを言いたいんだよな。
注意点は「ベム!ベラ!ベロ!」のタイミング。実はほんのちょっとずつずれてる。気持ち遅れめに言うのがポイント。実にどうでもいいポイントだ。