結婚したことはないんだけど、答えは簡単な気がする。
うまくいく方法。結婚する方法。親にも認められる方法。それはひとつ。
ふたりで幸せになる
これしかない。この方法を見つけて実現する。そうすればすべて解決する。ふたりの関係も、親との関係も。
もちろんこれが難しい。「それがわかんねえから困ってるんじゃねえか」というツッコミもあろうかと思う。そのツッコミはまことにごもっとも。この答えじゃ問題は解決しない。当たり前の回答で、そんなことは言われなくてもわかってる。
しかしこれしかないんだ。これだけなんだ。幸せになる方法は自分たちで見つけるしかないんだ。幸せは当人のものであって、他人のものじゃない。ふたりの幸せはふたりで見つけ、掴み取るもので、他人がどうこうできるものじゃない。
頼れる話でもないし、助けられるものでもない。結局、人間の関係性というのは当人の問題で、それを解決するのも当人の問題。そして結婚ってのは、それを解決していくパートナーを決めるってことじゃないかなあ。幸せの単位を個人から夫婦に変えるってことじゃないかなあ。だとすればふたりで見つけるしかないんだよ。そして実現するしかないんだよ。
それにハッキリ言って、親なんかどうでもいいんです。最悪シカトすりゃいい。駆け落ちすりゃいいし、絶縁すりゃいい。そういう選択も含めてふたりの幸せだ。実行するかどうかを含めてふたりの選択だ。
親が年収を気にするのは当たり前
ただ、親が年収を気にするのは当然な気はするね。赤の他人、初対面。そういう人を判断するときに、年収ってひとつの要素ではあるから。人格だの性格だのなんて、初対面でわかるはずねえからね。「とりあえず金があれば不幸にはならんだろ」って考えるのが一般的な親の心情なわけで。「娘はこいつで大丈夫なのか?」を判断するにあたり、最も簡単な方法が年収なわけだから。「金がありゃ、食いっぱぐれはねえだろう」と。
就職のときに会社の規模とかを調べるのと同じでしょ。「この会社、大丈夫?」と。「儲かってんの?」「赤字じゃないよね?」と。居心地とか社風とかは最初はわからない。まずはこうしたデータから攻めるはず。赤の他人とか初対面ってそういうもんよ。人格・性格、居心地・社風みたいなアナログな部分は、知り合ってからの話だべ。
ただ、それを解決し、解きほぐしていくのは、如何に年収以外の要素をアピールできるかって話でもあるわけで。年収が問題だから年収をって考え方はあるけれど、年収以外の部分を強調してもいいわけだよね。「優しいです」「彼女を大事にします」「家事も全部手伝います」「子煩悩です」「いつもふたりです」みたいな。親だって年収は気になるものの、面識が出来て、会う回数が増えてくれば、そうした年収以外の要素を知る機会が増えて、年収の不安は少しずつ減っていくわけでさ。
問答無用に幸せになっちゃえ
それにだ。そもそも娘が幸せっぽければ、親だって反対しねえのよ。問答無用でふたりが幸せになっていれば、誰も疑問を差し挟む余地がない。「幸せにならない」から結婚に反対するわけなんで、どう見ても幸せなら反対する理由がない。自分の娘がいつもいい笑顔で幸せそうだと思えば、親だって「あいつをよろしく」となるわけよ。最終的には「幸せかどうか」という点が判断材料になるわけで、問答無用に幸せになってしまえば万事解決。
それをふたりで見つけなよってことだ。そしてそれはたくさんある。いろんな方法がある。幸せのかたちは無限にある。年収を増やせば幸せになるとは限らない。お金があれば幸せになると思うのは、お金があれば幸せになれると思っているからだし、そういう幸せのかたちを知っているからだと思うけど、お金がなくたって幸せになれる。お金を得ても幸せになれないこともある。そのあたりを含めてふたりで考え、見つければいい。
憂鬱だ。
憂鬱だ
そりゃ憂鬱だ。大変だし気苦労はわかる。でも、その解決方法をふたりで見つけるという選択が結婚だと思う。ふたりが結ばれるのはひとり憂鬱になるためじゃなくて、ふたりで憂鬱になるためだし、ふたりでそこから抜け出すため。その方法を探し出し、決めることからカップルとしての歩みは始まると思うんだがね。
きっと今でなきゃ一緒になれないだろう。でも今一緒になっても上手くいかないだろう。
憂鬱だ
互いの幸せを考えると… 「別れ」の2文字がでてくる。諦めなきゃ駄目なのか。
ひとりとしての幸せを考えれば、「別れ」はひとつの選択。ただ、ふたりとしての選択なら不正解。別れればふたりの幸せがなくなる。ひとりになるのか、ふたりでいるのか。まずはそこから考え直したほうがいいね。「彼女のことを思って」は個人としてはアリだけど、夫婦になるつもりならありえない。ふたりで幸せになるのが最優先じゃないか?
いい選択をして、幸せになってください。グッドラック!