豊かさの正体
ちょっと趣旨はずれるかもしれんけど、思うところがあったので。
だけど、それより大事なのは価値観っていうか、「何に対して充実感を感じるか」ってことだと思うんです。
http://d.hatena.ne.jp/oreoreoreore/20080813/1218611674
で、多くの人の場合、仕事をしている時間っていうのが、人生の大半を占めると思うんで、その人生の大半を占める仕事で充実感が得られたら、すごく幸せなことだと思うんですよね。というより、そうじゃないとちょっと大変っていうか、僕は、そういうのを目指しています。
仕事を通じての自己実現って、つまるところこの2つに集約されると思う。
仕事そのものを目的にし、仕事をする中で自己実現するか。あるいは仕事で得られる対価、特にお金を使って自己実現するか。仕事を目的とするか、手段とするかの違いしかないのだと思っておるのですよ。
そしてこの両者には本質的な差はない。同値。どっちでもいい。大事な点は「自己実現できる」って点にある。その方法を見つけることができ、それを実行し、尚且つそれを続けることができる。それであればいいわけですよ。どのようにやってもいいわけです。
で、それが可能な社会こそ豊かであるとも思っております。選択肢が多様であること。そしてそれが実行可能であること。自由であること。それこそが豊かさだよね。選べる自由度こそが豊かさの尺度だと思っておるのですよ。どんなにお金があったって使えなければ豊かであるとは言えない。使えるからこそ豊かさ。
なので、こういう多様さを認めない価値観は貧しく見える。
- 二者択一
- 白か黒か
- A以外全部間違い
- これをすべき、あれをすべき
- ○○が絶対
オレにとってはすべて貧しいね。貧しく見える。プア。余裕もないし、ひもじい。豊かであるということはこうだ。
- 二者択二(両方選んでもいい)
- 白も黒も
- A以外も全部正解
- これをしてもいい、あれをしてもいい
- ○○以外も絶対
単一とは限らない。複数ある。「が」じゃなくて「も」の世界。「&」がある世界。それこそが豊かさ。選択できる。同時に選択をしないということもできる。それを含めて自由。別にしなくてもいいのだ。できることが豊かさであって、それを強制される世の中はむしろ貧しい。
したいだけ、したいときに、したいように。
これが豊かさの正体じゃないかな。そしてそれがかなえられることこそ、当人にとっての幸せであって、その幸せのかたちはひとつじゃない。それもまた多様であっていいと思う。その中で、この職人の方々が自分のやりたいことを見つけていることって、それは幸せなことだなあと思うわけですよ。
社会の風潮とか、そういうのとは、できるだけ無関係に、個人的な充実感を追及していける人間でありたいなあと思います。
http://d.hatena.ne.jp/oreoreoreore/20080813/1218611674
自分の幸せ、自分の満足を決めるのは自分だし、自分の尺度ですからねえ。人に決められるものじゃない。自分で決めるもの。但し、自分がそうできるように、他人の自由も守らなければならんとは思いますがね。自由とは無秩序ではないので。
他人の自由を否定するものは、自ら自由を受けるに値しない。
この言葉に尽きる。自由に対する責任を感じつつ、自由に振舞って生きたい。豊かであるために、豊かであるようにしていたい。そう思う次第であります。