(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

はてなダイアリーからの避難所

スタンスは量と時間と他人が作る

正直言って、あんまりスタンスって意識したことないなあ。

あえて言うと、スタンスとかスタイルを意識しないことこそが、オレのスタンスですね。枠を持たない。意識しない。自分を自分で定義付けない。方向性を定めない。思うがまま。気の向くがままにやる。オレのブログに対するスタンスってそういう感じです。良く言えば自由。悪く言えば無計画。
しかし、そういう感じであっても、周りから見れば自然とスタンスって出来上がっているように見えるはずなんです。本人がいくら無軌道にやってても、量を重ね、時間を重ねるうちに、それが形となってあらわれる。人間の本質ってのは隠しきれない。こうやって毎日のようにブログを書いてれば、毎回違う話題について書いていても、自然とパターンというか、同じ味わいのある箇所が出てくるもの。そうやって浮かび上がってくるものがオレのスタイルであり、個性なのではないかと思うわけです。
また、個性ってそういうものだと思うんですよ。「変わったことをする」「人と違うことをする」というのが個性という勘違いがありますけど、個性って人と同じことをしてもにじみ出るものだと思うんですね。極端に言えば、ぼけーっと突っ立っているだけでも違う。「立ってて」と命じられて、寝て待ってるなんてのは個性と言わんのです。命じられた通りに行動するも、何故か周りと違う。それが個性なのですよ。
だからブログなんかでも、スタンスはあまり意識しなくてもいいと思うんです。好きにやればいい。

文章を書くということは、つまり自分の中にあるものを外に出しているわけで、それによって得られるものと失うものがある

自分のスタンスでブログを書くということ。魅力的なブログにするために。 - もっこもこっ

こういうところはありますけど、あんまりこれを意識しちゃうと何もできなくなってしまいますからな。行為の結果ばかりを意識すると、その行為ができなくなる。もちろん最低限の費用対効果の意識はあっていいけど、「あれはできない」「これはできない」をしちゃうとつまらなくなっちゃうからね。
思ったことをブログに書く。もうこれだけで地球上ではオンリーワンの作品であり、その人にしかできないこと。他人にはマネできない、自分だけの行為。特別に意識しなくても、それは十分にスタンスになりうるんですよ。あまり気にしないことです。自分の思いを書けるのがブログのいいところなのに、人が思うワタシスタンスで書くと、自分の思いが限定されちゃうからね。無駄な荷物は置いて、鎧は脱いで、フィルターを挟まずに見た方がいいですよ。
ま、自分としては「批判はしても、悪口は書かない」くらいかな。唯一のスタンス。意見や主張について書いても、人格攻撃はしない。書かない。自分が目にしたら気分が悪いので、自分でもそういうことはしない。気をつけてるのはこれだけ。人をdisってもオレの心は晴れないし、むしろそれを見た人の心を曇らせるからね。それだけ気をつければ十分と思ってますよ。
何を書いてもあなたのブログは、あなたの考えがつまった場所。集まればそれがスタンス。量と時間が解決するよ。あまり意識せずに、継続してみて。