(旧姓)タケルンバ卿日記避難所

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吉野家の親子丼を食べてみる


昨日、店外のノボリに誘われましてね、吉野家の新商品である親子丼を食べてきました。480円。

卵・鶏肉・玉ねぎのシンプルなつくり。

卵、トロトロ。2個分くらい使ってるのかな? いい感じ。だが、もう一味欲しいのう。欲を言えば三つ葉。香りが欲しいのだ、香りが。七味唐辛子をかけてみたが、牛丼の七味だと香りが弱い。陳皮多めの七味とかだと、香りがさわやかになっていいのだが。ゆず七味とか。どうしても親子丼ってのは味が単調になりやすいので、香りでちと工夫が欲しい。うな丼出してるんだから、山椒つけてもいいだろうし。
この値段で親子丼となると、どうしてもなか卯と競合するわけだけど、基本的には遜色ないと思う。うまい。うまいが、個人的にはなか卯派だ。ダシの味とか、卵の感じとか、鶏肉とか、全般的に少しずつ俺の好みに近い。ま、でも好みの領域。昼のチョイスとしてはよろしいんじゃないですかね。ワンコイン、500円以内で食べれるというのは魅力。
でも吉野家も考えるよね。単純にメニューが増えることで、バリエーションの広がりがあるし、親子丼を出すことで、競合するなか卯の対抗策にもなる。まして材料は、ベースのダシ、卵、玉ねぎは牛丼でも使う。つまり流用がきくもの。新たに仕入れなければならんのは鶏肉くらい。牛肉よりも鶏肉は安く仕入れられるし、取引相手国の選択肢がいろいろあるので、アメリカ産の牛肉のような緊急事態にも陥りにくい……というメリットもある。
次に考えるとしたら……鶏照り焼き定食か? 牛丼があって牛焼肉定食がある。豚肉があって豚焼肉定食がある。となると発想として、どうせ鶏肉を煮る丼を出すなら、焼いた定食をメニューにおいて、仕入れるアイテム数を増やすことなくメニューを増やそうって感じになる気がするな。俺ならそうする。だって無駄がないもの。メニューの拡張って、意外とこういう仕入れの裏事情で増えてくものだからねえ。どこも在庫は抱えたくないわけでさあ。あるものをやりくりできるメニュー開発ってほうに落ち着くもんなのよ。
なんて微妙な予言をしつつ、この項終わり。おいしゅうございました。