Excel方眼紙もTPO

どんなものでもメリットとデメリットがあり、TPOがあるだけの話だと思うんですよ。Excel方眼紙の話なんですけどね。
否定派が言いたいことはよくわかるんです。否定派が主張するデメリットは理解する。ただ、肯定派が言うことにも一理あるわけです。メリットもまたあるわけです。
こういう話においては、100対0で、どちらかが一方的に間違っているとか、どちらかが一方的に正しいということはないわけです。まあ、いつも言っていることなわけですけど。結局は場面とか状況、タイミングや使い道によって正解が変わるわけですよね。
なので、一方的に叩くというのはナンセンスだと思うわけです。また、一方的に賛美するのもおかしな話なのです。
「こういう時は困るよね」「こういう時は使えるよね」「確かにそういう時は便利」「あー、そういう時は困るわー」
ってだけ。
個人的にExcel方眼紙をフォローしたいのは、その汎用性なわけです。Excelが入っているPCは多いと。なので、とりあえずExcelで作っておけば、大抵のPCで使えるだろうと。無難な選択肢であるというメリットがある。
もちろん「専門ソフトで作れや」という主張もわかるわけです。地図をExcelで作ってんじゃねーよと。画像加工ソフトでやれやと。Excelはそういうソフトじゃねーよと。セルつなげてんじゃねーよ、後で使いにくいじゃねーか、コピペしにくいじゃねーか、拡張性をどう担保すんだよ……などなど。
しかしそういうデメリットを補うメリットもあるのも確か。汎用性もそうですし、専門ソフトは高いよねと。そして使う人を選ぶよねと。とりあえずExcelならみんないじれるよね。手持ちのPCでなんとかなるよね。何か新たに買ったりすることなく、新たなものを生み出せるなら、とりあえずExcelで作り方を身につけておけばいいんじゃねえかと。
特にITとかの世界から程遠いところだと、「Excelでなんか作れる」ってスキルは重宝されるんだよね。今あるもので何とかなるから。逆に「Excelでは作れません」「専門ソフトを買ってください」みたいなヤツは困る。「え？ そのソフトって美味しいの？」って話になりがち。新たなソフトを買うことに見合う価値が生み出されるのかしらね。その人間がいなくなれば起動されない塩漬けソフトになるんじゃないですかね。
ま、このあたりは繰り返しになりますがバランスの話でもあり、よく使うものならソフト買っちまった方が安いし、あまり使わないならExcelで代用すればいいだけのことでして、ええ。「とりあえずExcelがあれば何とかなる」という功罪の話でもあり。汎用性のある道具の使い方に秀でると、サバイバル生活に強いよ。但し何でも手に入る高度な社会ではどうだろうね。別にいらないスキルかもね。果たして汎用性と専門性、どっちが重要なんだろうか。結局は車の両輪なんじゃないのかなあ。

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ちなみに大昔はこんな用紙で計算していたんだよなあ。Excelの初期画面のノートみたいなヤツ。これに手書きで数字をカキカキ、縦・横で計算機三昧。自動で計算されるって便利だよねえ。以上、ここは経理オッサンの戯言。
最後にちょっとしたtips。Excel方眼紙で作られた請求書とかの場合、セルの結合がなんか凄いことになっているので、まともにコピペすると変なことになる。その場合、「形式を選択して貼り付け」で「数式」とかでやるとなんかいい感じになることが多いです。ベースを崩さない。
あ、このくらいみんなやってるか。ま、でもご参考まで。